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あまぐりキッチン

自分で情報を読む

2020.07.15 01:00

報道で「COVID-19にアビガン有意差なし」というのを見て、

やっと藤田医科大学のプレスリリースを読めました。

 

報道の「COVID-19にアビガン有意差なし」は、一見すると

アビガンは効き目がない

と勘違いされそうな見出しです。

 

プレスリリースを読むと、簡単に言えば

早期にアビガンを服用しても

遅れてアビガンを服用しても

ウイルス減少や解熱までの時間に統計的有意差はない

ということでした。

 

比べているのは

アビガンを飲んだグループと

アビガンを飲んでないグループ

ではなく

早く飲んだグループと

遅れて飲んだグループ

全員飲んでるのです。

 

早く飲んでも遅く飲んでも変わらないよ

というのを速報で出しているのです。

早くPCR検査を受けて、早くアビガンを

というのは必要ない

インフルエンザみたいに、早く検査早く薬

というパニックを起こさないためなのかな

と理解しました。

 

この両群は重症化や死亡例がないので

アビガンが効果がないと言い切れない。

また、有害事象が見られても、投与終了後は回復するともあって

正直なデータだなぁ、という印象でした。

アビガンの効果はまだ報告で、論文ではないので、次のリリースが待たれます。


最初の

「COVID-19にアビガン有意差なし」

は究極に短くした見出し。

詳細かどうかは別。

報道は文字数や時間が限られており、

全ての情報を提供することは不可能なので

詳しく知りたいことは、自分で見るしかない。

見出しに踊らされてはいけない。

信頼出来るソースから。

ネットが発達した今、これから必要なスキルだと思います。