政治生命を守るには?
Faceboo・松井 久子さん投稿記事
政治の世界に生きていると、「人の心」を失ってしまうのだろうか?
そんなものだと思いたくはない。
でも、今の日本の為政者たちは、右を向いても左を見ても「人として真っ当」と思える人が、どうしていなくなってしまったのだろう。
そういう人たちが選挙で選ばれているのが、不思議でならない。
毎日の記者会見に立つ小池都知事は、ファッショナブルなマスクでは隠せない眼が、いつも虚ろで、冷ややかだ。
必死で市民を守ろうとしたニューヨーク市長とのあまりにも違う表情に、見るたび唖然とさせられてしまう。
総理大臣もしかりである。官房長官や担当大臣を矢面に立たせてなかなか姿を見せないのは、首相の座を守るのに必死で、コロナどころではないからなのか?
明日に希望が見えてこないのは、リーダーたちに「心」がないからだ。
この人たちには「ひと」として当たり前に持っているものがない、と私には思える。
「正直、多少の感染者が出ることは想定内。
動かしていかないと感染症対策だって生まれないわけだよ。
延々と感染者がゼロになる、旅行控えろでは何も生まれないぞ。
そんな国でいいのかよって話だよ」
この木で鼻を括ったような物言いは、Go toキャンペーンを押し進めている国交省の高官が「羽鳥慎一モーニングショー」の取材に答えた言葉だそうだ。
この期に及んで、為政者たちは自らの政治生命にしか関心がなく、彼らの姿に日々接している霞が関の役人たちも、このように上から目線のメンタリティー。
そして、コロナや大雨水害などの自然災害で苦しい状況を強いられるのは、一生懸命働いて税金を納め、彼らの高い報酬を払い続けている普通の人びとである。
どう考えても、私たちは選ぶ人を間違っている。
Facebook・伴野 克己さん投稿記事 【 週刊朝日 7月24日号 室井佑月さん:ドミノよ、つづけ👍🏻】
🌟週刊朝日 7月24日号 室井佑月さんのコラム「しがみつく女」連載564回 をご紹介します。
選挙の票が金で買えるとなると、あたしたちはどうしたらいいのかな?
前法相の河井克行容疑者(広島3区)と妻の案里容疑者(参院広島)が逮捕された公職選挙法違反事件。
この件では中国新聞が飛ばしていて、6月30日の中国新聞デジタルでは、
「1億5千万円のうち1億2千万円の原資が、税金などで賄われる政党交付金と中国新聞の取材で判明している」とはっきり書かれていた。そこがかなり重要だ。
あたしは自民党へ投票したことがない。そんなあたしも税金を納めている。自民党議員が自民党議員を選挙で当選させるため、あたしが納めた税金が使われたってことじゃんか。
この原稿を書いている今現在でわかっていることは、河井夫妻に渡った1億5千万円は自民党本部から出たもので、地元議員の買収に使われた金額は約2900万円ほどだったということ。金額が合わない。
自民党側はこの金の行方を、
「支部の立ち上げに伴う党勢拡大のための広報紙を複数回、全県配布した費用に充てられたと報告を受けている」(6月17日・二階俊博幹事長)
そういっていたが、広報紙に1億の金がかかるはずもなく、「党として支出した先がどうなったか細かく追及しておらず、承知していない」(23日・二階幹事長)
と言い訳を変えた。けど、それだって、自民党は血税をそんなにずさんに扱ってるんだ、という話になる。
そして、この件について、7月1日の中国新聞に「現金受領『辞職ドミノ』焦点 議員ら去就『にらみ合い』前法相夫妻買収事件」という記事が載った。
「(地元議員は) 夫妻が起訴されれば裁判で名前が出ると覚悟しており、進退は自らの刑事処分を踏まえて考える構えでいる」
「一方で『辞めれば責任を取ったことになるのか。首長とは違い、地方議員はそうはいかない』と主張する議員もいる」
「『1人、また1人と辞めていけば、県政はぐちゃぐちゃになる』自民党県連幹部は天を仰ぐ」
いやいや、天を仰ぎたいのは、一票を清きものだと信じていた、しかも自民党へ入れてないあたしたちなんですけど。
もと法相であった人とその妻である議員が、選挙の票を買収するという違法行為を犯した疑いが持たれている。法相であった人は、安倍首相が任命した。その妻は、安倍首相を以前コケにした同じ自民党の候補者の対立候補として立てられた。そして、自民党の金、原資は税金であるものが違法に使われた。
7月1日の中国新聞の記事の最後に「一番辞めなければならないのはあの夫妻だ」という広島市議の吐き捨てた声が載っていた。が、あたしは捕まったあの夫婦はもちろん、あの夫婦を駒にしていたあの夫婦も糾弾されねばおかしいと思う。ドミノはそこまでいくかしら?
➡️ 河井克行夫妻の公職選挙法違反事件に留まらず、今日の悪政の〝諸悪の根源〟である『あの夫婦』に「司直の手」が及ばない限り、日本と国民の明るい未来はない💢