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メルボルンのコーヒー文化

2020.07.15 07:58

オーストラリアには広大な牧場があり、牛乳がたくさん生産されています。シリアルが常食で牛乳は3リットル入りで売られていますし、アイスクリームはもちろん、チーズやバターなどの乳製品の消費量も日本とはケタ違いでしょう。そんな牛乳大好きなオーストラリア人が行きついたコーヒーが、ミルクたっぷりのフラットホワイト。aka tombo coffeeでも人気のコーヒーのひとつです。他にもラテやカプチーノなど、ミルク入りのコーヒーがメルボルンでは人気です。

中サイズや大サイズもよく頼まれるので、「今そんなに飲むとご飯が入らなくなるのでは…」とこちらは思ってしまいますが、体が大きい人も多いですし、日本人と比べて牛乳に強い体質の方が多いようです。・・・こうなるとコーヒー文化というより牛乳文化になりそうですが。


メルボルンは世界一カフェの多い街と言われています。それもストリートに椅子とテーブルを出して屋外にすわって飲んだり、持ち帰り用の紙コップに入れてもらって移動中に飲んだりすることが多いですね。スポーツも含め、オーストラリアでは表でのアクティビティが盛んです。天気が良いうえに湿度が低くカラッとしていて、自然が多く空間が広いですから、何をするにしても外でやると気持ちいいという感じです。

もうひとつ、メルボルンのコーヒー文化のもとになっているのが、オーストラリアの他の都市よりもヨーロッパの文化を強く受け継いでいる点ではないでしょうか。モーニングティーやアフタヌーンティーの風習がありますので、その際、紅茶またはコーヒーを飲むことになります。今度は「こんなに休憩して大丈夫なのか…」と心配してしまうほどですが、メリハリをつけながら、空間と時間に余裕を持って人々は過ごしているようです。

コーヒーは嗜好品に分類されますが、心に余裕を持ちたい時、自分を癒してあげたい時に楽しんでみてくださいね。