2020/7/13 Chelsea and Westminster Hospital
▲入口での体温チェック、マスク配布が徹底されていた。
本日は、NHS(国民保健サービス: National Health Service)のAntenatal appointment (産前アポ)の第1回目。家から車で10分ほどの、Chelsea and Westminster Hospital へ。在宅勤務の旦那に車で送ってもらう。
▼英国のNHS(国民保健サービス: National Health Service)について。
イギリスで妊娠が確定すると、NHSで出産する場合は、まず地元のGP(General Practitioner:ジェネラル・プラクティショナー/総合診療科)へ連絡。
そこから、分娩予定の病院(住所に応じて2-3の病院をGPが紹介)にアポイントをとり、妊婦登録して健診を進める流れとなる。
英士の時同様、GPからは車で20分以内で行ける2つの病院、”Chelsea and Westminster Hospital”と、”Imperial Collage Healthcare”を紹介された。
選んだのは、英士の時も健診でお世話になり(分娩は日本で)、エコーもかなり丁寧にやってくれたChelsea and Westminster Hospital。数年前にリニューアルされ、新しく開放感のある病院だ。
オンラインのform登録後、3営業日で初回アポ(1週間後くらい)の通知が封書で送られてきた。
▼Chelsea and Westminster Hospital のmaternity self referral form
→最初のアポイントを取る際、オンラインのmaternity self referral formに登録。
▼Chelsea and Westminster Hospitalの初回アポの通知。
今回のアポは1時間ほど、妊婦登録のためのMidwife (助産師)さんとのアポ。
採血しながら、自身や家族の病歴、第1子の出産状況などヒアリングされる。医療専門用語は、全てカバーできないので、随所NHSのtel-interpreter(電話通訳)の方に助けて頂く。英士の時は、通訳の方がつかまらず、かなり苦労したが、今回はとてもスムーズ。
無事登録終了後、晴れて下記のMaternity Notes(妊婦記録ノート)が渡される。英国ではRed book(母子手帳)は、産後にならないと貰えないので、それまでのママ&胎児の記録は全てこの一冊に。毎回のアポイントで持参する。
ペーパーレスのこの時代に、全コピー印刷、毎回カルテをパンチで穴を開けて挟んでいくという、驚くほどのアナログ形式。(→逆にいうと日本のように、電子カルテで管理されていない。)
国家問題となっている、NHSの人手&予算不足で電子化できないのか、一旦電子化されるともっと人員削減できるのでは、、と毎回思ってしまう。
▼上部:My Maternity Notes
→バインダーのような2cmほどの分厚い紙ファイル。エコー記録などもここに挟まれる。
左下:ultrasound (エコー検査)の案内
右下:NHSの妊婦向けアプリ、”mum & baby”
▼NHSのantenatal appointments (産前アポ)のスケジュール表。
→イギリスNHSでの計8-10回(初産のみ10回、第2子以降は8回)の妊婦健診は、医療従事資格のない助産師さんとの面談のみ。ドクターに逢えるのは、何か身体に問題があり別途診察アポを予約した時だけ。(※10週&20週の計2回のエコー検査時は、日本とは異なり、Gynecologist Dr.産婦人科ドクターではなく検査技師の方。)
エコーが2回しかないのは、日本と比べるとびっくりだが、英国的にはエコーのしすぎは胎児によくない、NHSの財政事情、など様々な理由が。
英士の時同様、つわりが酷いので相談。
【つわり=(悪阻を起こしやすい)空腹を感じないよういかにコントロールするか】がキーとのこと。
少量×回数重ねて食べる、のを自分でコントロールするしかなさそうだ。
8月の次回のエコー検査まで無事に育ってくれますように。
▼院内Birth Centerのポスター。
▼病院そばのプレミアリーグ、Chelsea(チェルシー)の本拠地。
→(コロナ前の)通常の試合日には、Fulham Broadway 駅から長い行列が。