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CX-3 | お手軽だけど存在感はたっぷり

2020.07.16 04:21

コンパクトSUV戦国時代に旬を迎えつつあるCXー3

 トヨタCーHR、ホンダ・ ヴェゼル、去年11月には新型車として注目を浴びたトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーが発売され、さらに今年6月には日産キックスがデビューしたばかり。各メーカーが続々とコンパクトSUVを市場に投入し、戦国時代のごとく群雄割拠の状態となっている。

 そんな中、中古市場で注目したいコンパクトSUVがマツダCXー3だ。CXー3のデビューはH27年と比較的早く、同メーカーのコンパクトカー・デミオをベースに設計された。当初はデ ィーゼルモデルのみのラインナップで、低燃費かつ力強い走りをウリにしていたが、その後ガソリンモデルも追加。今年5月には1・5リッターガソリン車を設定し、200万円を切るリーズナブルさも魅力としている。

 マツダは昨年、同じくコンパクトSUVのCXー30をデビューさせ、新車でのセールスも好調だ。しかし、プレミアム感を打ち出したCXー30との住み分けはできており、CXー3はより手軽なコンパクトSUVとして人気を獲得している。

 マツダCXシリーズは中古市場においても高い人気を誇り、大きな相場下落がないまま出回 っていたが、数々のライバル車の登場や、デビューから6年目のモデルということもあり、ようやく相場価格もこなれてきた。すなわち、中古車としての旬の時期を迎えようとしているわけだ。


▼マツダ CX-3 15X SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4275×1765×1550㎜

車両重量:1210㎏

ホイールベース:2570㎜

エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ

総排気量:1496㏄

最高出力:111ps(82kW)/6000rpm

最大トルク:14.7kgf・m(144N・m)/4000rpm

WLTCモード燃費:16.0~17.0km/L

サスペンション前:マクファーソンストラット式

サスペンション後:トーションビーム式

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ディスク

タイヤサイズ:215/60R16 95V

乗車定員:5名


▼マツダ CX-3(現行モデル)

相場価格

H27~R2年

112~285万円

(Mj-net調べ 2020年7月1日現在)

価格相場はまちまちだが、基本装備が充実している分、ベースグレードモデルでも満足度は高いはず。ディーゼルモデル「XD」が多くを占めている。


▼マツダCX-3 変遷

H27年2月  マツダCX-3デビュー

H28年5月  新・安全性能総合評価   ファイブスター賞を受賞

H28年10月  商品改良および特別仕様車 「XD Noble Brown」を設定

H29年6月    一部改良およびガソリン車を追加

H30年5月  大幅改良および特別仕様車「Exclusive Mods」を設定

R2年4月      「100周年特別記念車」発表

R2年5月    直列4気筒1.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」搭載車を新設定



▼INTERIOR

スタイリッシュさが光るインテリアデザイン

エクステリア同様、インテリアデザインもスタイリッシュさが光る。ブラック基調でまとめ、スポーティさを強調。


▼ENGINE

ディーゼルモデルに加え、2種類のガソリンモデルも

ディーゼルユニットのイメージが強いが、H29年からは2.0Lガソリンモデルも追加。今年6月には1.5Lガソリンモデルも加わった。


▼UTILITY

十分に実用性のあるラゲッジスペース

フル乗車時でも350Lの積載容量を確保するラゲッジスペース。荷室床面には高さを調整できるフレキシブルボードを採用。


▼RUNNING

トルクフルなディーゼル、レスポンスのガソリンモデル

ディーゼルモデルはやはりトルクフルな力強さが魅力。ガソリンモデルはレスポンス重視で機敏さが優れている。


▼EXTERIOR

躍動感と存在感のあるエクステリアデザイン

コンパクトなボディながら、マツダ共通のデザインテーマ「魂動(こどう)」が表現された躍動感のあるエクステリアは存在感抜群。洗練されたボディラインも魅力的。ホイールアーチにサイドクラディングモールをあしらい、より存在感が増している。