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やさしい野口整体

梅雨の体 ~セルフ整体~

2020.07.17 11:10

《セルフ整体》

梅雨の体


湿度が多くなると皮膚呼吸が妨げられ…

体は暑さを感じると発汗によって熱を発散しようとしますが、高湿度で発散がスムーズにいかなくなり…

呼吸器や泌尿器が影響を受けるために、体がだるく感じる方も多いかと思います。


体がだるいと、食べて元気を取り戻そうと、食欲はないのに無理してでも食べようとする方が多いのですが…

食欲のないのが、体の正常な反応です。


梅雨の時期は普段の半分に減食した方が、より元気に動けますし、敏感な子供たちは、自然と食べる量が減るものです。それを間違った思い込みで無理やり食べさせないようにしていると、夏になると食欲が出てきて、夏バテするようなことはなくなります。


呼吸器や腎臓が全力を発揮して働けるように、消化器の方は少し休めておいて下さいね。


さて、この梅雨の時期に体がだるくて眠りも浅くなり、なかなか疲労が抜けない状態が続くときに行うと良い方法は、

おもいっきり大股で、大腿部の後面を伸ばすように歩くことです。

そうすると、引っ込めた汗が出てきます。


大切なのは、せっかくかいたその汗を再び内攻させないようによく拭いたり着替えたりすること、乾かない内に冷さないこと。


また、入浴後も汗を完全に拭き取ってから乾いた下着を着るようにします。


眠る前に大腿部の後面を伸ばすような体操を行ったり、家族に頼んで、大腿部の中央にある突っ張った筋を押さえて外に弾くようにしてもらう*か、自分で膝を立ててそこをつまんだりすると楽になります。


*大腿部後面の筋の弾きかた

まず、どちらの脚の大腿部後面が縮んでいるかを調べます。脚を伸ばして前屈すると縮んでいる方が痛いので判ります。


人に行う場合、うつ伏せに寝てもらい、そのどちらかの脚の反対側に座り、大腿部後面(三ヶ所行いますので最初はお尻に近いところで)

親指を重ねて中央に当て、残りの四本の指を揃えて大腿部の外側からしっかり押さえてから、重ねた親指を畳の方に押さえてゆきます。


相手に聞きながら手加減を覚えて下さい。しばらく押さえて愉気していると、指の下に筋の浮き上がって来るのを感じますので、突っ張っている筋を手に感じたら、それを体側の方へ乗り越えながら弾きます。


自分が受けてみると快い感じが判りますので、交替して行いながらコツを覚えると良いと思います。


それを大腿部の上方、真ん中、下(膝部分の上の方)の三ヶ所行い、真ん中を最後にもう一度弾きます。真ん中が一番判りやすいと思います。


判りにくいのを無理に行わないで、相手に聞きながら快い範囲で行って下さい。


以下は野口晴哉先生の講義録より、梅雨の時期の整体のお話です。

https://yasashi-noguchiseitai.themedia.jp/posts/8849570


写真

by Hitomi デジカメ