甲状腺 -メッセージの質問に答えて(三)- ~セルフ整体~
≪セルフ整体≫
メッセージの質問に答えて(三)
【問】甲状腺の働きが低下していると言われました。
自分でできる愉気がありましたら教えてください。
【返信】
甲状腺機能の低下及び亢進の機能回復には、頬骨の穴追いの愉気がホルモン分泌関係の急処を通ること、また骨盤の可動性を取り戻す(開きを誘導する)ことから、おすすめいたします。
小鼻のところの頬骨(頭部第四調律点と連動 別名鼻翼圧点)に両手の指をあてて、愉気を始めます。
そうすると、主に(人によって違う道を進むこともあります。)
頬骨を通って耳下腺から甲状腺へ進みます。
指が行くところまで追って下さい。
穴追いの愉気は、あくまでも体に導かれて進む感覚で行ってください。
必要がないとき、あるいは合わないときは、動きませんので、無理に動こうとする必要はありません。
鈍っている場合も、動きませんが、それを無理に行うと、大きな反応が起こることがあります。
もうひとつ、
堅田活点(左膝のお皿の上部外側にある穴、冷えや性病と関連する処)から、穴追いの愉気をすると、第一指の内側のホルモンの働きと関連するところへ行くことが多いです。
眼窩からはじめる穴追いの愉気は目の疲労回復、
頬骨から始める穴追いの愉気は、
骨盤の可動性を取り戻すことに有効ですが、
眼窩の愉気は、目と関連の強い股関節の可動性を高めるので、骨盤の可動性にも関連します。
なので、眼窩からの穴追いの愉気を行って、頬骨の穴追いの愉気を続けて行うことも、良いと思います。
ただ、頬骨の愉気は骨盤の開きを誘導するので、閉じる必要がある時期には合わないこともあるかもしれません(研究中)。
合う時期は、生理の始まりの時。その時期は骨盤が開くのですが、開きにくいと生理痛になりますので、その時期に行うと、生理痛の緩和にもなります。
穴追いという愉気のやり方は、動く必要がないときは動かないことがありますので、
(鈍っているために動きが悪くなっていることもあります)
そういうことを視野に入れて、穴追いの愉気をしていると、
季節によっては、始発点を変えた方が変化が速いことがわかります。
また、ちょっと難しい話になりましたが。。。
穴追いの愉気ができなくても、じっと愉気して、気が通れば指を一つ先へ進めてまた愉気するというやり方でもよいし、
手の止まるところで愉気するようにしても大丈夫です。
また、愉気を知らない人でも、蒸しタオルで五分くらい、タオルをとっかえひっかえして、温めるようにしても、体は弛みます。
足にも関連する急処がありますので、足湯を両足6分、よく拭いて赤みにムラのある方を2分追加というやり方で行うのも良いと思います。
宮崎雅夕
写真
by H.M. デジカメ