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絶滅した約9000万年前の古代サメ「ヒボダス類」と鑑定!

2020.07.17 12:39

 200716 早稲田大学平山廉教授は、久慈市遠藤譲一市長、久慈琥珀博物館・新田久男館長とともに早稲田大学で記者会見し、昨年発見のサメ化石は国内初発見「ヒボダス類」背棘の一つと発表した。


 鑑定は城西大学永田記念館・大石化石ギャラリーの宮田真也学芸員。宮田学芸員は、平山廉教授率いる通称「平山調査団」の常連メンバー、久慈層群調査には何度も参加しています。

 

 「ヒボダス類」サメ化石は昨年5月、一関市の岩手県職員高橋光さんが琥珀採掘体験で見つけたもの、古生代石炭紀から中生代白亜紀末にかけて棲息した体長約2~2.5mほどの古代サメ、久慈で見つかった化石は前後2つある背びれの棘のうちの1つで、約19cmという大きさから推定体長1m位とされる。


 ヒボダス類の歯の化石は、北海道の蝦夷層群や福島県の双葉層群で発見されていますが、背びれの棘化石発見は国内初、また種類の違う同じヒボダス類サメの歯化石3点も久慈で見つかっています。


 2012年から「平山調査団」を組織し、久慈琥珀博物館近くの大沢田川支流域で17次に亘り約9000万年前のボーンベッド(化石集中層)などの発掘調査に取組んでいる早稲田大学国際学術院・平山廉教授は、今夏第18次の調査に入ることとなります。


 これまで2千数百点の古生物化石などを発見、竜脚類、獣脚類恐竜化石、ワニ類、カメ類、謎の水棲爬虫類「コリストデラ類」などなど多彩な発掘成果をあげています。

 2018年には、白亜紀後期国内初のティラノサウルス類歯化石も近くの「琥珀採掘体験場」で宮古市の高校生が発見しています。


 三陸ジオパークを構成する北上山地の内、北部北上帯の限られた場所に残る白亜紀後期の地層=久慈層群~野田村玉川から久慈市宇部町~小久慈町~大川目町~夏井町にかけ「逆クの字形」に走行し、各所を水流に削り取られ、断層により紆余曲折しながらも、琥珀や古生物化石など大地の成立ちや当時の生態環境を示す恵みに満たされています。


 今夏の第18次調査は、8月17日から23日までの七日間、久慈琥珀採掘体験場近くの大沢田川支流域で各種古脊椎動物の骨化石が集中する、およそ9000万年前のボーンベッド周辺を中心に発掘調査が続けられます!


 この夏山梨の「平山郁夫シルクロード美術館」で行われている久慈層群の地層から化石を探す、子供たちに超人気の恒例イベントでは、すでにサメの歯化石など「プレミアム化石」約250点以上が発見されています。夏の久慈でどんな新しい発見があるか注目されるところです!

 

7月17日~岩手日報


 7月17日 デーリー東北

 2019年8月 久慈商工会議所部会主催の「地元学講演会」久慈市での発掘調査成果について市民に語りました! 会場:久慈グランドH

 絶滅した古代サメ「ヒボダス類」の棘化石について紹介されてましたね~!

 白亜紀後半、日本はユーラシア大陸の東縁辺にあったんですね!

 2020年2月9日 久慈市「生涯学習大会」で講演する平山廉教授~会場:久慈市文化会館

⁂こちらは、2018年「所さんの👀がテン」ご登場の平山先生!現在は早稲田大学・国際学術院教授

 宮田真也さんのレクチャー2019年~サメやエイは軟骨魚類ですね!

 石炭紀約3億5900万年前から白亜紀末約6500万年前まで「ヒボダス類=Hybodontiformes」が棲息!

 マツコの知らない◯◯登場の宮田さん~2017年