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エグゼクティブ・コーチ 和気香子

起業家が必ず直面する「経営者の孤独シンドローム」をどう解決するのか?

2016.06.03 01:20

今、「めざせ、100人斬り!」ということで、経営者向け100人コーチング(無料)をやってます。コーチとして独立して5年目に入って、改めて初心に戻ろうかと、独立したての頃に100人コーチングをして実績と経験を積んだことに再度チャレンジしてみることにしました。当時とは異なり、”経営者”の縛りを入れているので、少し難易度が上がってます(笑)。経営者だけではなく、起業や独立を目指している方も含みます。

また、「夢を見るのは当たり前、叶えるのはもっと当たり前」の世の中になることに少しでも貢献するのが私のミッションですが、それを実現するのは、コーチングを活用して”夢やビジョンをかなえよう”としている方々をサポートするのと、自分がチャレンジをし続けて、”夢”を実現していくことなのだろうと考えてます。

5月19日に告知して、お陰さまで30人強の方が手を挙げて下さってますが、100人まではまだまだなので、ご関心ある方は是非連絡ください。

ということで、既に始めている100人斬りです。今日は、受けて下さった方の一人、草場勇一さんのケースを書いてみようと思います。NPO法人、エデュケーションエーキューブを運営されている草場さんは、実名を出して書いても良いと仰ってくださいました。有難うございます。エデュケーションエーキューブは、「経済的に厳しい環境にいる子ども達を対象に低価格で(場合によっては無償で)質の良い学習サポートを提供するNPO」です。

草場さんは、20年間、ベンチャーキャピタルで投資業務を行ったあと、東日本大震災を一つのきっかけに、「人生には限りがあり、自分が本当にやりたいことをやろう!」と思うようになったそうです。そして、ご自身が母子家庭で育ち、奨学金を受けながら大学に通った経験から、6人に1人、300万人以上いると言われる可処分所得が半分以下の水準年収大体200万円以下であるの相対的貧困家庭の子ども達にも平等な教育機会を提供したいと考えたとのこと。

ベンチャーキャピタルの仕事を辞め、生まれ育った福岡に戻り、エデュケーションエーキューブを立ち上げられ3年。当初想定していたほど順調には進まず、寄附やボランティア、協力してくれる人は沢山いるものの、フルタイムで一緒に運営をする仲間に加わってもらうところまではいってなく、仕事に意義は感じているものの、日々のやる気が湧きにくくなって困っているというのがコーチングで扱いたいテーマでした。

草場さんは「長らくVC投資をして、経営者は孤独なんだと分かってはいましたが、実感してます。段々と目標設定も腹落ちするものを作れなくなり、当初の目論見と異なるので、不安や焦りを感じて、やる気が出にくくなってます」と仰いました。

経営者とも人間、幾ら志を持って事業を立ち上げたとしても、うまくいかない時には落込みますし、やる気がそれほど湧かない時もあります。

こういう時は、まずは話を聞きます。何を考えているか、感じているか、そして、どうしてそのNPOを始めたのか、これまでどんなことをやってきたのか、等々。

話を伺うと、当初期待していたペースで進んでないにしても、成果が出ていることが分かりました。分かっていらしたてんでしょうが、話をすることで、納得された感じです。e-ラーニングを活用した学習塾の事業に加え、福岡市が実施しているの仕事で生活保護者世帯の子どもの学習サポート、大手学習塾との協業による小学生向けのプログラミング教室のスタート、大手学習塾チェーンとの協業話が進んでいる等々。ボランティアの方の力を借りながらだとしても、お1人で3つの、いわば新規事業を立ち上げた・立ち上げているのは素晴らしいですね! 

既に成果を出しているのだと気づかれると、未来のこともイメージしやすくなります。「うまくいってない」と思うと、未来の計画を立てても「どうせ実現できないんだろう」的な気がしてしまうものなんです。

次に、今度は未来のことを聞いていきました。6年後には自分たちの学習プログラムを使う拠点が日本全国に100拠点、出来ているといいとのこと(FCのような方式です)。それはワクワクし、且つ頑張れば出来そうな気がするそうです。これが決まれば、あとは、期間を幾つかに切って各々の時期に何が実現すればいいかを決めていくだけです。

そして、更にこの一年何をやればいいかのアクションプランを決めます。エデュケーションエーキューブは6月決算なので、2017年6月までに何をやるかを決めました。大きなものでいえば、人を採用すること&そのための収益源確保、中学生向けのe-ラーニングイーラーニングを活用した学習塾スタート事業の再構築(もちろん、低価格です)や小学生向けプログラミング教室の開始等です。ここまでくれば日々何をやればいいかも明確になり、「やる気が出てきました」と仰ってくださいました。

貧困家庭の子、そういう子ども達も見た目は普通の子ども達と何ら変わらないのですが、例えば「GW(ゴールデンウィーク)今日は家で朝からご飯が出ていない」とか「親とずっと会っていない」というような子ども達もいるそうです。こともあるそうです。自分の身の回りに居ないからといって、存在しないとか、数がとても少ないというわけではないんですよね。

意義のあることだけに、持続的成長と社会的インパクトを与える規模感が必要だと思います。そのために、やる気も知恵も使って、必要なリソース(寄付や助成金、自らが生み出す収益、人材)を得ていってほしいと思いました(^_^)

エデュケーションエーキューブでは、生活保護世帯やひとり親世帯の一人でも多くの子ども達が質の高い学習機会を得て、夢を実現するために手助けをするために、寄付をお願いしてます。ご協力くださる方、以下リンクからよろしくお願いしますm(_ _)m


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