挨拶は自分からすると決めておこう
挨拶のできない大人は多いです。きちんと挨拶ができるのは、どう多めに見積もっても「10人中1人」くらいです。聞こえるか聞こえないか分からないような小さな声で、ぼそっと「おはよっす」と言う人が、ほとんどです。もちろん、目は合わせません。人を避けるように、スタスタと通り過ぎる人が大半です。
目上の人や上司を見つけたら、声をかけて良いか迷う人もいます。考え事をしているんじゃないか。私のことなんて、覚えてないんじゃないか。そんな風に思い、結局、挨拶できずに終わります。相手にはきっちりとバレています。気を使ったつもりが「挨拶のできない奴」と、不名誉なレッテルを貼られるので、まるで逆効果です。
相手がどんな人であろうが、挨拶は「自分から」すると決めておくと、とても楽です。付き合いの深さに関係なく、自分から名乗って、挨拶すれば良いのです。それで嫌な気持ちになる人はいません。
もちろん時と場合によっては、控えることも必要です。相手が急いでいる感じの時や、異性とプライペートでいる時。混雑した車内やお店の中では、無理に挨拶しようとしないことです。もし目が合えば、軽く会釈するくらいで充分です。場合によっては「見て見ぬ振り」をする方が、良い時もあります。
個別コンサルでも、自分から挨拶できる人とできない人に、はっきり分かれます。売れる人は挨拶できる人です。売れない人は、ごにょごにょ言っているだけで、ろくに挨拶できません。「挨拶慣れ」しているかどうかで、売れるか売れないかの判断がつきます。
相手に誰だっけ?と思わせないように、自分から名乗ることです。「〇〇さんこんにちは。笹野健です。今日はよろしくお願いします」先にそう言ってもらえれば、相手も楽です。スムーズな人間関係は、そうして始まるのです。