パニックドライブ(那須ハイランドパーク)
長さ236m/高さ10m/最高速度31km/h/三精輸送機
三精輸送機製のマッドマウス系コースター。元々、宝塚ファミリーランドで「スキップコースター こわこわカー!?」として稼働していたが、2003年に同園が閉園し、クローズした。同時期に、那須ハイランドパークの「スピードボブスレー」もクローズし、その跡地に「パニックドライブ」として移設された。小学生の頃に、親と一緒に宝塚ファミリーランドによく通っていたので、僕も「こわこわカー」に実は何度か乗ったことがある。思い出の一部だったコースターに、那須ハイランドパークで、なんと約20年ぶりに再会したのだ!
だが、「パニックドライブ」に乗った感触は「こわこわカー」とは全然違っていた。小学生の時、すでに遊園地は大好きだったが、今ほどコースター耐性はなく、過激なものはできるだけ避けていたし、小さなものでも、かなりドキドキしていた記憶がある。「こわこわカー」に僕が初めて乗った時はたしか新アトラクションとしてオープンしたばかりだった。僕の記憶として残っているのは、コースターとしては怖くないが、高さが怖い、というものだ。だが、実際には高さ10m。今になって「パニックドライブ」に乗っても、ほとんど高さを感じない。僕の記憶では「こわこわカー」時代はもっと高いところに設置されていたように思う。当時、高さに慣れていなかったのも間違いないけど、元々あった道の上に、宙に浮くように設置されていた記憶があるのだ。これは余談だが、その足元には「聖サスペリオ女学院」があったような気がする。当時の資料がないので、裏付けはできないが、記憶には自信があるので、僕の中では確信している。那須ハイランドパークでは階段を上った1段上の高台に設置されているが、地面からの高さはないので、「こわこわカー」とは感触が違ったのだ。
車両はアンティークカーを模しており、4人乗り1両編成。安全装置はシートベルトと個別のT字バー。いわゆるマッドマウスタイプだが、動きはマイルドで、コースも短め。体が浮くような大きなドロップはなく、小さな傾斜に続いてヘアピンカーブを繰り返しながら、少しずつ高度を下げていくレイアウトになっている。ヘアピンカーブもあまり激しくないので、レールから車両が落ちてしまいそうな不安感や吹き飛ばされそうな遠心力など、マッドマウス としての旨みはあまりなかった。
思い出話がほとんどで、実際のレビューは5行になってしまった(笑)。正直、コースターとしてはあまり語りどころがないが、当時を思い返すことができて良かった。
B−
アンティークカーを模した可愛い車両
乗り場から見たコース
カラーリングは当時のままだと思う
他より1段上にあり、周囲を木に囲まれているので、
写真をちゃんと撮れる場所がなかった
観覧車より空撮