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ルモうさぎブログ

今日のうさぎさん43

2020.07.18 03:03

9歳で子宮卵巣摘出したうさぎさんです。


はなちゃん 


ご来院の主訴は、「涙が出る」だったのですが、

9歳、未避妊の女の子、そしてどろっとした赤いおしっこが出るとのことで、

詳しく検査をしたところ、子宮の部位にしこりが見つかりました。


女の子では、残念ながら、約8割が子宮や卵巣の疾患になってしまいます。

はなちゃんも、その8割の中に入ってしまいました。


9歳という年齢から、手術を行うことへリスクを伴います。


しかし、私の考えでは、明らかな転移をしているケースを除き、年齢が高くても手術を行います。(麻酔をかけられるかどうか術前検査を行ったうえで)


というのは、今のうさぎさんたちは、どんどん寿命が延びてきており、はなちゃんも12歳くらいまで頑張ってくれるかもしれないのです。

そうすると残りの3年間、子宮の腫瘍が肺や骨に転移して、呼吸状態が悪くなったり、骨がぼろぼろになってしまうと、体中が痛く、もっとしんどくなってしまいます。


はなちゃんは、術前検査の結果は、特に問題がなく、転移している様子も認められませんでした。


そして、無事に手術も乗り切ってくれました。あれから2週間、術後検診に来られた際には、傷口もきれいで元気そうにしていました。


飼い主様も思い切って手術のご決断をされ、結果的にも、脈管浸潤(転移所見)が認められないという病理検査も返ってきたので、一安心ですね^^


はなちゃん本当によく頑張りました。

ありがとうございました。