雲

空を見上げると、

そこには雲が浮かんでいる。

ふわふわして、柔らかそうで、なんか触ってみたい気持ちになって。

曇ってなんだか、まるで好きな人を追いかけている時のような、不思議な気持ちにさせてくれる。好奇心旺盛な雲はいつもflowで止まる事を知らない。触れたいと思っても追いつく事は出来ない。　

ちょっと待ってよ。

そんな一言をかけても、雲は行ってしまう。

なんだか寂しい気持ちになるけど、季節が変わると形を変えて僕のところにやってくる。

真っ白い白銀の世界として。