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Anri  Yusuke Nakamura

薬局など市販カラーとサロンカラーの違い

2020.07.19 00:23

まず、1番に言いたいのは色のバリエーションと髪の状態に合わせた薬剤選定。


そして今日は後処理のお話。

カラー後の後処理剤として、ヘマチンと言うものを使います。

ヘマヘマ(ヘマチン)はカラーの残留過酸化水素の除去でよく使われます。これは髪に残った過酸化水素を取り除かないと、カラー後にオキシドール(3%過酸化水素水)をつけているようなものですから、残留過水がベースのメラニンを削り続けてせっかくのカラリストが顔色にあわせた髪色がどんどん明るくなって似合わなくなってしまいます。当然シャンプーで良く洗って取り除きますが、ちょっと思い出してください。中高生のころ、髪にオキシドールをつけたあと、毎日シャンプーしていても髪色は明るくなったでしょう?つまり、過酸化水素は通常のシャンプーでは除けないのです。

でも、残留過水の危険性はそれだけではないのですよ。過酸化水素はそれぐらいケラチンと結合の相性が良いために、髪だけでなく、頭皮にも付着してなかなか離れません。そして、残留過水は皮脂を酸化して嫌な頭皮のニオイを出します。カラー後に頭皮が臭うというのは過水が髪のみならず頭皮にまで残っているという証拠です。

また、酸化された皮脂が臭うのは、過酸化脂質という毒性の高い腐敗した皮脂になったという意味ですから、その過酸化脂質が毛穴からさらに毛乳頭付近まで届くぐらい放置した場合は、じわじわと毛母細胞を弱めていき、薄毛の原因にもなります。

もし、みなさんの周りに「カラーをしはじめたら、髪の毛が薄くなった気がする」という人がいたら、ちゃんとしたプロのカラーリングをしてもらいなさいと注意したくなりますよね。

プロのカラーリングの「終了」とは、「ただ色を入れればいい」だけではなく、アルカリ、過酸化水素、未反応の染料中間体などもともと髪にない余分な汚れをキレイにとりのそくところまで手当てすることですよね。

パーマもカラーも化学反応です。カラーだけでなく、ストレートパーマの後も残留する過酸化水素やアルカリを除去していますか?

確かにヘアカラーは自宅で自分でできるような時代になりましたが、髪のプロが行うカラーリングがホームカラーのように余分な汚れを取り除かずにお客様を帰してしまうのは困ったことです。

ちなみに、過酸化水素を分解するのにはカタラーゼという酵素を使うこともありますが、僕はお勧めしていません。理由は二つあります。何故かというと①カタラーゼは酵素であり、分子量は20万弱あります。したがって、髪の中に浸透している過酸化水素を分解できません。つまりカタラーゼでは髪の内部に残留している過酸化水素は除去できないのです。②何とかアルカリカラーで立ち上がったキューティクルの間に、分子量20万弱の酵素であるカタラーゼでも入り込み、髪の表面の過酸化水素は分解できますが、カタラーゼは過酸化水素を酸素にまで分解するため、多量の酸素の泡がブクブク発生します。そのため、アルカリで弱ったキューティクルが酸素爆弾で吹っ飛んで取れてしまいます。

だから、リトルサイエンティストはその危険性を知っているからこそ、ヘマチンを使う訳です。


家ではなかなか難しい事かと思います。ホームカラーをするとじわじわ髪が細くなり、薄毛の原因になります。

正しいヘアカラーのやり方を推奨させていただきます★