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見つける

2020.07.19 22:18

見つけるためには観察が必要です。


観察して感じる。


観察には必ず感じるということが求められます。感じると、ただ記録するとは大きな違いがあります。一般的な科学的検査法との違いは、感じるということを重視するということです。


関節を観察する場合、一般的には関節可動域というのを指標にします。しかし、最終的な可動域までいかせると、どんな関節でも、必ず代償運動が伴っていることに気づきます。代償運動をすることなく行える運動は、そこまで大きな可動域ではありません。代償運動を全く伴わない運動の範囲を関節可動状態と呼んでいます。


関節可動状態は、最大可動域までいきません。初動に注視しているだけなので、殆ど僅かな動きで十分評価できます。感じるというのをメインに観察していなければできないことです。

初動を感じれば、代償運動のない関節可動域がどれぐらいあるのかは自然にわかってきます。


脳と筋肉、関節がつながっているということを思い出して下さい。

脳からの命令が筋肉を動かし、関節を動かしていると言うことです。それならば、可動状態を決めている脳からの情報を診断すれば十分です。大きく動かす必要はありません。


可動状態は初動です。運動させなくても運動しようと意識した(命令を脳から出した)瞬間に可動状態が良いか悪いかがわかるので、大きな運動は必要ないということです。


100歳の人でもできる運動は、意識的に行われた小さい動きということが言える訳です。この動きは情報であって、物理的な動きではありません。


だからこそ小さな動きが重要になってくる訳です。