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うたかた日和

「MECHABETH」観劇。

2020.09.05 07:54

今更過ぎますが。


「MECHABETH」

7/5(日)ソワレを観ました。




ネタバレします。

感想の中でアクタージュ内のセリフも使ってるので、アクタージュのネタバレもします。


ではほとんどのみなさん、さようなら。








若宮さん関連で観たのは、

役者さんとしては「ピクトグラム」と「白虎隊」。

監修としては「雨を忘れる。」かな。


今回は役者さん&監修の両方ですかね。知らんけど。

(白虎隊も他のもそうかもだが)



今回の役は、同じく伝承ホールで観た白虎隊とは全く違うベクトルの役で、新鮮さはあったけどむしろ今回の方が若宮さんのイメージだったのかも。


今まで見た若宮さんの中ではいちばん好きでした。





で、お話はというと、


シェイクスピアの「マクベス」を題材にしていて、

「メカ」の「マクベス」がテーマだったのでわりとふざけた感じ系かと思ったら、

かなりちゃんと「マクベス」になぞってましたね。全然マクベス。




舞台観る前とかあまり勉強せずに見るタイプなんですが、

シェイクスピアだけは別にしてます。


俺はあの人(シェイク)がなにが言いたいか全然わからないので、

シェイクスピア作品だけは事前にあらすじというかもうストーリー全部理解してから見るようにしてますね。

今回はそれがよかったのか、すんなり話が入ってきました。



アクタージュでも『教えてやれ。「天使」と「悪魔」は呼び方が違うだけだって。』ってセリフがありますが、そんな感じですか。


(まぁ今となってはこのセリフも別の意味持っちゃいますが。この言葉好きでスマホの待ち受けです。)




ものの見方とかそういう面で言うとそんな感じで。

己の正義の話ですから、新型コロナをとりまく今の環境にも言えるかもしれません。






もう時間も経ってしまっているので浅はかな感想ばかりですが、



よかったのが、


さっきの「ちゃんとマクベスだった」こと。


そのままやらずにメカにしたところの必要性はおいておいて、

ちゃんとマクべスであり、違和感なくメカベスだった。


脚・演出はまけんグミ朗読劇でお馴染み(この紹介イヤか)の江戸川崇さん。

メカの世界観取り込むあたり確かにこの方っぽい題材かもとか思ったりしつつ、語れるほど何も知らない私。




あと、はじめて人間の小栗諒くんを見れたな。笑


月焦ガとかジゴマとかASSH系でしか見てなかったから、

「この人主役しかできないタイプかな」(悪い意味ではない)とも思ってたので、今回主役でないキーマンとしての姿が見れてよかったです。




あとは、道上さんの殺陣がひとり群抜いてて、

あの人がぶん回してるときは楽しかったな。


表現悪いけど、ザコばかりの登場人物の中で唯一強かった。




話の内容的には己の正義の話なんで、

このブログでもいっつも訳わからないこと書いてるとおり好きな切り口です。


はじめてシェイクスピアと会釈くらいした感じですね。

ハイタッチや握手までではないですが。






で、気になったのは、


まず、

さっきのそんなに誰も強くないってとことと、



5日が初日?だったのもあるのか、

伝承ホールの会場であの滑舌でボケるのは難しいんでしょうね。

物理的に。


ニッコさんは好きだけど、この日はほぼ聞き取れないからあまり笑えないし、

男性でよくボケていた彼も全く何を言ってるか12列目では聞き取れず。


たぶんみんな聞き取れないから全くウケないまま最後までいって、ボケる⇒「しーん」みたいなのがずっとで。

役者さんが笑い待ちしてるとき、お客さんは「ごめん、全然聞こえなかった」って思ってたので。


あのデカいホールでコメディ担当がちょっとかわいそうな感じだった。





あと全体的に集中力が分散してたというか、

生の舞台の熱量はもっとあって良かった気はしたけど、

これはお互い(やる側、みる側)のブランクでしょうか。





で、


ででででで



そろそろ誰か西園みすずをちゃんと使ってくれぇと願ってしまったわ。


もうそろそろ誰かにわかられてもよくないかあの人。

誰かというか自分がなのかもしれないけど。


あの人が可愛い役、清楚な役やるのはたまにでいいのに

最近ずっとソレばっかやんという。



違うのよ~。

ドロドロの死に物狂いの目つきになってからがあの人の良さでしょう!と勝手にモヤモヤしそうになりつつ、E-Stageからしたら「まぁそんなこと言われましても」や。落ち着け。



なんだけど、


「じゃぁ、あのブロマイドはなんなん!」と。


ブロマイドは最高だけど、役が違うのよー。

というか、全員ブロマイドがただの個人写真集で全く役と関係ないからアレが家にあってもなんの思い出にもならんのよー。「MECHABESH」のブロマイドじゃないのよ~。



あのブロマイドやパンフレットを見て、

おいおいオタクを舐めるなよ~という気持ちになりつつも、


あまりの写真の良さにゾノのブロマイドを買っちゃったよバカ野郎。


あのゾノをあのまま使えよ!ばか!

ばかって言うやつがばかなんだ!



といろいろわかりつつ、

マジでもったいないなぁって思って帰りましたね。

あの役、絶対もっと別の人たちおったやろ的なこともあるし。


あの役をゾノがやってるのももったいないし、

ゾノがあの役をやってるのももったいないし。



暗殺集団の一人とか

めちゃ優秀な寡黙な忍びとか

ポップめのヤンキーとか

ニヤニヤしながら人を殺せちゃうような役とか


の方が良い顔見れそうなのに。



料理できて気遣いあって女子女子してると思うんかもしれんけど、

とにかく全然天使じゃないのよあの人。


あの人を舞台で使うなら絶対違う顔なんよ。



あの人には後ろからではなく最前線で何かを守らせて。

そのときにあの人のホントの役者の顔見れると思うんですけど。

んー。



もう全然主要キャストじゃなくてもいいんで

これだなぁみたいな役でこの人見たいと思ってしまうそろそろ。


もったいない気がしちゃう舞台全体として。



残念ながら舞台上から伝わっちゃう適当にやってる人や、

一生SNSで舞台関係者の文句言ってる人ばっか使ってる場合ちゃう。





で、ここからはさらに特に超個人的などうでもいい話で。


同じ日のお昼に観た舞台がフェイスシールドとか飛沫防止シートとか、

客席も個別に囲ってたり、稽古もリモートだったからもあるんだけど。



メカべスがフェイスシールドも飛沫防止シートもないから、

「(最前列とか前の方だったら)俺はちょっと嫌だなぁ。」

とか。



Twitterの写真見て

「あの時期に円陣組む必要なくないか」

とか。



あとは客層の違いで、お昼の方ではお客さんみんな間隔を取って並んでたのが、こっちだとみんな詰めて並んでたり。



無駄にそういうこと思ってしまって。



コレについては、主催者側に対しては何も思ってないし、

俺が新型コロナのコの字もわかってないから何も言えることはなくて。


お昼の舞台とは劇場の大きさも全く違うし。



そして結果的には誰も体調不良者は出なかったということだし、

対策不十分ではないわけなんだから。



でも、そういうのを勝手に感じてしまう自分がいる以上、

気が散るじゃないけどそういう無駄な感情がない状況で舞台を観たいって思った話です。


これは、E-Stage関係ない話で。


事前にわかってるのに勝手に観に行っておいて少し違和感を感じているわけなんで、若宮さんたちは何も悪くないんですよね。


自分がまだ今の状況に慣れてなくて。

きっと演者もそうだったから目に見えない部分でちょっとだけ、

出てる方も観てる方も変な今ではあるんだろうなぁ。


っていう印象はあの時点の観劇に対してあったかなって。


今はまた少し違いますけど。






と、メカベスの感想ブログに

まったく関係ない西園さんの使い方とコロナ対策ばかり書きましたが。




今はコロナはSNSバッシング対策が主なので、


映画館みたいに飲食もしないし、

客同士の会話NGにした上で、

はやく客席はつめて、舞台上との距離は4mくらいあけてやればいいのではと思いますし、


演劇界が

赤字だけどやるみたいなのとか、

チケ代2倍とか、


そんなんじゃない世界になることを願ってます。


じゃそんな感じでしたー