Vladimir Horowitz Favorite Encores
限定販売でしたが、21曲も入っていて、しかも、スクリャービン、ラフマニノフやドメニコ・スカルラッティも入っております。
ホロヴィッツさん、調べて見たら1903年生まれのユダヤ系でウクライナ生まれ。音楽に理解のある親のおかげで才能を幼少の頃から発揮。1932年トスカニーニとの共演を縁にトスカニーニの末娘Wandaさんを奥さんに迎えています。
トスカニーニといえば、北イタリア出身のユダヤ系一族で、アルトゥーロさん、今だったらパワハラ指揮者で訴えられてもおかしくない気性爆発系指揮者だったのは有名なお話。リハーサルでNo! No!を繰り返し絶叫し、トスカノーノと周囲から揶揄されたそう。笑
その才能を遺伝子にもつWandaさんは美貌の裏にトスカニーニ一族そのまんまの性格だったそうでして。恐妻家として知られるホロヴィッツさんもさぞ大変だったでしょうね。
このディスクでおさえるべき点はスクリャービンとスカルラッティ。ホロヴィッツのおかげで改めて光が当たった作曲家たちともいえます。
次におさえるべき点はライブ演奏曲がいくつか入ってますが、演奏の直後。嵐のような熱狂的拍手は生々しく、ピアノの演奏よりこっちに焦点当てて録音したのかっていうほど、装置の良し悪しを瞬間で把握できるほどです。笑
ホロヴィッツ名の由来:チェコのHořovice(ホロヴィツェ)という村だそうです。ユダヤ系の住民が多く住んでいたらしいです。
Владимир Самойлович Горовиц ヴラジーミル・サモイロヴィチ・ゴーロヴィツ(ロシア語)Hの発音がロシア語でGになるのは例えばHamburgをГамбург(ガンブルグ)のような例がありますが、ゴーロヴィッツさん?って言われてもピンとこないですよね。
で、ホロヴィッツさんのお父さんは名前がサモイロフさんだったっていうこともわかります。
おまけ。ですが。