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なにとぞ 〜 ファレホの処方箋 〜

エアブラシで吹く時の濃度について

2020.12.10 19:34

ラッカー系塗料の希釈率でよく言われているのは「牛乳位の濃度」です。


ファレホも似たようなものだと思います。


多分この牛乳位の濃度ってのは塗料が流れる部分に丁度いい感じで液体が流れてくれるレベルなんでしょうね。


ワテクシが実際にエアブラシで吹く際には水よりも流動性が低く、飲むヨーグルトよりも高く、ちょうど牛乳位もしくはそれよりも微妙にトロッとした感じに調整しています。


よくネットで塗料とシンナーをX:Yで・・・と説明されているのをよく見かけます。以前のワテクシもそう表現していました。


しかし実際に塗料の濃度が塗料毎に全く異なり、希釈比が全く役に立ちません。なので希釈した時の状態を見て判断するのが好ましいと思います。


習うより慣れろってやつでしょうか。慣れてくると「あ〜、この位なら大丈夫だろうな」という濃度が掴めてきます。


ワテクシは塗料皿に塗料を出して、少しずつ水やらフローインプルーバーやらをその都度様子を見ながら混ぜてます。

ワテクシの場合、エアブラシ用に希釈した塗料を長期保存する場合には、水道水を使わず蒸留水を使用しています。塗料の劣化の可能性があるかもしれませんので。他にもフローインプルーバーも予め入れています。

リターダーや水性アクリル塗料用の汎用シンナーも購入したのですが殆ど使ってません。

希釈してすぐ吹く場合には、ワンプッシュで水を供給できる容器があると便利です。


エアブラシに最適な濃度は実際に自分の目で見て把握するのが一番なので、ファレホのモデルエアー、ゲームエアー、メカカラー等を実際に塗料皿に出してみて、皿を揺らしてみるのがいいと思います。もちろんエアー系と言えども塗料の個体差で若干濃度が異なる事もありますが、いくつか出してみて確認してみるのがいいです。因みにメカカラーは全般的にエアー系よりも濃度が高くても結構吹けているので、エアー系とメカカラー系の中間辺りの濃度にするのが良さそうです。


また、メタルカラー等の金属系の場合は金属粒子があるので若干流動性を高めたり、エア圧を高くしたりする必要があるのでご注意くださいませ。