8割の社員は出社しなくても会社は回る
8割の社員は出社しなくても、会社は回ります。今回の新型ウイルスの影響で、在宅勤務になった人が、たくさんいると思いますが。そのことを最も痛感しているのは、実はその本人です。
というのも、会社員の8割は、会社に行っても特に何もしていません。そこでしか出来ない仕事なんて、ほぼありません。毎日、何となく電車に揺られ、何となく会社に辿り着き、何となく定時まで過ごしています。
「2:8の法則」というのが、アリの世界に存在します。たった2割のアリが、全体の労働力を一手に引き受け、残り8割のアリは何もしません。これを会社に当てはめると、優秀な人が2割、無能な人が8割になります。全体の売上の大半を、2割の人が稼ぎ出し、残り8割の人はその人達に、食べさせてもらっているのです。
会社に必要なのは2割です。残り8割は、いてもいなくても困りません。経営者の本音をいうと、AIやロボットがやってくれるなら、それに越したことはありません。大きなオフィスも必要ないし、人件費や保険代もかかりません。文句も言ってこないし、体調を崩して急に休むこともありません。
今回の騒動により、この2割と8割が、かなりはっきりと分かれます。本当に会社に必要な人と、そうでない人とを、明確に差別すると思います。そうしないと会社が保たないし、これまでのやり方では、今後はもうやっていけないからです。
大事なのは、あなた自身のことです。自分が今、2割の方にいるのか、それとも8割の方にいるのか。冷静に見極めましょう。2割の方にいると自分が思っていても、会社からすると8割の方に、分類されているかもしれません。上司や経営者が変われば、評価の基準も変わるので、いつまでも「安泰」とは言えません。
在宅勤務で時間が出来たのです。この急に空いた時間を、どう使うかで、あなたの今後が変わります。早い人は、もう動き出しています。いつまでもテレビやネットばかり見て、不安を増大させている場合ではありません。国がどうなるという前に、自分がどうなるかを心配しましょう。その為には、時間を有効に使って、勉強することです。そうすれば、会社がどうなろうが、国がどうなろうが、一生食べていけます。