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すがすがしい七色の光 豪雨被災の熊本・人吉に虹

2020.07.21 04:28

https://news.yahoo.co.jp/articles/f19ad8f687e19916347c2d065543ab83b94a468e 【すがすがしい七色の光 豪雨被災の熊本・人吉に虹】

被災地上空にかかった虹=熊本県人吉市で2020年7月20日午後6時56分、中里顕撮影

九州豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市に20日夕、虹がかかった。浸水した建物の片付け作業に追われていた被災者も思わず手を止め、夕日に照らされた七色の光を見上げていた。

この日の被災地は厳しい暑さに見舞われ、時折雨が降る不安定な天気となった。被災者やボランティアが懸命に復旧作業を進める中でかかった虹。飲食店を経営する田山善久さん(47)は「店が浸水して暗い気持ちになっていたが、すがすがしい気持ちにしてくれた」と話した。【中里顕】


https://www.asahi.com/articles/ASN7K7JQ8N7KTIPE022.html?oai=ASN7L45X5N7LTIPE006&ref=yahoo  【愛着ある、でも怖い 豪雨で浸かった集落に住めるのか】

熊本県を中心に九州を記録的な豪雨が襲い、70人以上が死亡した災害から18日で2週間。被害が集中する熊本県南部を流れる球磨川流域には、いまも道が寸断されて孤立状態の集落が残る。家電もなく食料も限られ、厳しい生活を送る集落に記者が入った。

芦北町中心部から東に20キロ弱。球磨川中流に沿って通る県道を下流へ向かうと、道路は約40メートルにわたって崩落していた。

集落へは、県道と並行して山側に敷かれたJR肥薩線の線路上をたどるしかない。豪雨で不通となった線路の枕木を踏み、真っ暗な200メートル近いトンネルを抜けると、白石集落が見えた。21世帯50人の住人の約半数が被災後もここにとどまっている。

土砂や泥が積もった県道には、横転した車や、逆立ちしたような車が折り重なったまま。濁流で流された直後のような光景が広がっていた。

白石地区の道路では、車が濁流に流されたままだった

道路脇には、泥にまみれた冷蔵庫や洗濯機、ラッキョウや梅干しをつけた瓶、水を含んでたわんだ畳などが積み上がり、傷んだ食べ物や、漏れ出た燃料のような臭いが漂う。

家々の壁や戸板には白いカビが浮き始めていた。

白石集落では、濁流に流された車やバイクの撤去も進んでいない=2020年7月17日、熊本県芦北町

線路歩いて買い出し

17日朝も、熊本県芦北町白石…


https://news.yahoo.co.jp/articles/a719c32d10aef22b62d067cb34830f2abe4ec212

うれしい悲鳴です」 熊本・人吉にボランティア続々

ボランティアセンターには多くの人が集まった=2020年7月18日午前9時16分、熊本県人吉市、金子淳撮影

 豪雨により熊本県南部を中心に甚大な被害が発生して2週間となる18日、熊本県人吉市の災害ボランティアセンターには、多くのボランティアが駆けつけた。

 午前9時の受け付け開始の1時間ほど前から人が集まり始めた。晴れて厳しい暑さの中、受け付けを済ませた人らは住宅の泥のかき出しなどに向かった。熊本市職員の吉鶴喜多郎さん(32)は「人吉で高校時代を過ごした。恩返しがしたいと思って来た」と話した。

 新型コロナウイルスの影響でボランティアの募集を県内在住者に限定しているうえ、先週末は雨で受け入れを中止。十分な人手が集まっていなかった。市社会福祉協議会の担当者は「多くの方に集まってもらい、ありがたい。受け付けと送り出しに時間がかかっているが、うれしい悲鳴です」と話した。(渋谷雄介)


https://mainichi.jp/articles/20200714/k00/00m/010/028000c 【現地視察に同行 記者が「少しがっかり」した首相の言葉】

入所者14人が犠牲となった特別養護老人ホーム「千寿園」を視察する安倍晋三首相(中央)=熊本県球磨村で7月13日午前11時27分、畠山嵩撮影

記録的な豪雨に見舞われ、1級河川・球磨川の氾濫などで甚大な被害を受けた熊本県南部。安倍晋三首相の現地視察に同行すると、眼前に広がる光景が4年前と重なった。2016年、岩手県岩泉町で見た台風10号の豪雨被害だ。当時は取材で走り回ったが、首相も岩泉町を視察している。二つの被災地を見て、首相はどのように感じたのか。その思いを聞かずにはいられなかった。

鹿児島空港からマイクロバスに乗り、九州自動車道を経由して人吉市内のインターチェンジで一般道に入る。首相の車列の後に付いて、20人以上が犠牲となった球磨村に向かうと、沿道の電柱には、あふれ出た川の水が運んで来たであろう流木が何本ももたれかかり、「熊本89キロ 八代47キロ」と記された道路標識が根元から折れ曲がり垂れ下がっていた。青々としていたはずの田んぼは泥に覆われている。家屋の2階にはあるはずの窓がない。車窓の外に広がる光景が、豪雨と氾濫のすさまじさを物語っていた。

首相が最初に向かったのは、入居者14人が死亡した球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」だった。当初は車で施設を訪れる予定だったが、道路状況が悪いため、急きょ約350メートル離れた国道沿いに車を止めて歩くことになった。バスを降り、曇り空の下、施設へと向かう。乾いた泥が路面を覆い、道路脇にはがれきが積み上げられている。道路沿いの家屋は倒壊したり、浸水被害を受けたりし、被災した住民が疲れた表情で…