ラグジュアリーな空間には本当にお金持ちが集まるのか?
ラグジュアリーな空間というのがあります。都内には多いです。そういうところに集まっている人をよく観察してみると、本当のお金持ちはあまりいません。多いのは、次の2タイプです。
・お金持ちに憧れている人
少しでもお金持ちに近付きたいので、せめてラグジュアリーな空間に身を置いてみたい。そういうタイプです。用も無いのに、ホテルのラウンジで、無駄に高いコーヒーを飲んで、集まって写真を撮っている人たちです。ブログやインスタグラムでよく見かけます。
こういうタイプの特徴は、とにかく群れたがることと「場馴れ」していないので、緊張して声が大きくなっています。一定のレベル以上の人間であれば、すぐに見抜けます。
・自分をお金持ちに見せて、相手を騙そうと思っている人
昔から、ホテルのラウンジは「詐欺師の溜まり場」と言われています。相手を信用させる為に、自分の怪しさを隠す為に、わざと高級ホテルを使うのです。もしくは、一流企業の入っているビルの入口で待ち合わせて、そこで話だけしてさっさと去ります。この二つの手口は古典的ですが、未だに使われています。
高級店で派手にシャンパンを飲んだり、やたらと高いワインを頼んで、大騒ぎする連中がいます。三流のお金持ちです。今はお金を持っているかもしれませんが、こういうことをやっていると、人が離れていきます。人が離れていくと、お金も離れていきます。こうして、三流のお金持ちは、あっという間に落ちぶれるのです。
ここまで読んでみると、もう分かったと思います。本当のお金持ちは、こういう場には来ません。こんな人種と同じ空間にいると、三流菌に感染し、気分良く過ごせないからです。行くとしたら、時間や日時をズラすとか、個室を用意してもらうとか、何かしらの「対策」を講じます。
ネットや雑誌には、よくこんなことが書かれています。「ラグジュアリーな空間で、あなたもリッチなセレブに!」この時点で、リッチなセレブからは「最も遠い存在」だと、頭の良い人なら気付きます。そういう人だけが、本当のお金持ちになれるのです。