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米良鹿釣倶楽部

C&R(キャッチアンドリリース)区間設置について

2020.08.07 09:00

以前の投稿でお話しした上小丸川のキャッチアンドリリース区間(以下「C&R区間」)が関係する方々の努力により、約20年振りに再開されることになりました。


1人の若者の知識と情熱が漁協という組織の中で、まずはこのC&R区間という形で現れてきたことはとても素晴らしいと思います。

私なんかが25歳の頃なんて、、、(笑)


今後、このエリアがゆっくりと、美しく新たな夜明けを迎えられるように、私たちもお手伝いしてゆきたいと思います。


先日、まずは私一人でその区間に足を運んでみました。


入渓可能な地点数カ所の道路沿いにご覧のような看板が設置してあります。


車を駐める際は、近隣の方々の迷惑にならないようご注意ください。


ここがC&R区間のスタート地点となる松の内谷との出会いです。


区間内はおおむねフラットな渓相で、数カ所を除いて楽に遡行できます。

(初心者の方は経験者の方と一緒に行くことをおすすめします。)


これらがこの区間のレギュレーション、つまり禁止・制限事項です。


ヤマメ釣りでシングルフック、バーブレスというのは少しハードルが高いかもしれません。


また、ノドの奥まで飲み込まれた針を無理矢理外さない方が生存率が高い、なんていうのは元々大学の時ヤマメの研究を熱心にやったKIDくんの豊富な知識から来るものですね。勉強になります。


これが区間の全体図です。「松の内谷」から上流の「柏葉谷」までの本流約1.5㎞。

この日は途中で先行者の車を見つけたので脱渓。約半分の区間のみを歩いてきました。


誤解がないように申し上げるとここは、いわゆるエリアのように、


「どんどん放流を行って、たくさんのアングラーにいっぱい魚を釣らせる。」


というのではなく、


「なるべく多くのヤマメを健康な状態で残し、自然繁殖が行われるようにする。」


ということです。


もちろん禁漁区ではないのですが、現在は半分くらい「ヤマメ保護区」といったニュアンスが強いです。


もちろん、この取組みはまだ始まったばかり。KIDくんによると今後2~3年かけて色々と整えていきたいとのことでした。


また上小丸川では、ここ以外に通常の放流活動も行っています。
(写真は先日、8月6日に行われたヤマメ放流の様子です。)

また今年はヤマメ以外に鮎も豊漁なようで、下流域では多くの鮎師の姿を見ることができました。


今回はさしあたってC&R区間設置のお知らせでした。またこの区間の釣行記もアップしてゆきたいと思います。


(↓↓上小丸漁協のインスタグラムです。フォローよろしくお願いします↓↓)

(文・写真 KUMOJI)