脇の匂いを取る。圧迫するということ

2015.07.01 00:05

脇の匂いの元となっている

アポクリン汗腺。

これを切除することで

匂いの元から取り除くことができます。

分泌されるタンパクのせいでできる脇の黄色染みや

耳垢のべとつきがある方は

アポクリン汗腺が多めの方です。

取り方は古典的な切開により

アポクリン汗腺を切除する方法と

器械を用いて裏から削り取る方法です。

切開してしっかり取るメリットは

目視でしっかり切除できることです。

ただ術後の圧迫がとっても重要です。

この圧迫さえ乗り切れば

経過は良好です。

圧迫を怠ると血腫や治癒遅延を招き、

脇の瘢痕拘縮の原因にもなります。

私は長めに5〜7日の

圧迫を行っています。

この症例は圧迫を早めに取ってほしいということで

術後5日目に圧迫を解除しました。

血腫も感染もなく、経過は順調です。

皮下にもアンカーの縫合を入れ

面からもアンカーの縫合を行います。

これらの抜糸は術後7日目です。

1〜2か月は脇のつっぱり感が出ますが、

3か月程度で落ち着いてきます。


脇の匂いでお困りの方は

是非相談にお越しください。