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佐藤憲彦オフィシャルブログ

課長にも残業代は出ます〜NHKはミスを犯した〜

2016.06.06 22:41

「管理職を投票で選ぶ」というタイトルに惹かれて昨夜のNHKクローズアップ現代+を見た。

ゲストは、厚切りジェイソンと名前は忘れたが人事コンサルタントだった。


・課長にも残業代は出る!

そのコンサルタントが番組内で得意げに、課長には残業代が支払われない代わりに残業代も含まれた形で給与が出ている。だから、課長に上がれない者はその差額を埋める為に自ら長時間労働をして残業代を稼ぐと。

マクドナルド事件を知らないのか?

労働基準法で定める残業代のいらない管理監督者とは分かりやすく言えば、役員クラスのことだぞと。

・人事労務の専門家は社会保険労務士だけ!

日本国内で「コンサルタント」を名乗る制約はなく、誰でもコンサルタントは名乗れる。

しかし、国が認めて権限を与えたコンサルタントは士業のみである。

人事労務の専門家は社会保険労務士だけ。

領域が被る資格にファイナンシャルプランナーとキャリアコンサルタントがあるが、彼らには何の権限も無いのだ。

ファイナンシャルプランナーはお金の専門家を自称するが、年金制度への理解は社会保険労務士の足下にも及ばないし、手続き権限も無い。そして、もう一方の社会保険である労働保険は学んでもいないのである。

キャリアコンサルタントは、4月からキャリアカウンセラーが昇格したもの。彼らはキャリアの専門家を自認するが労働法規には疎いし、実際的な企業の社内制度にも強いとは言えない。


・人事労務やマネジメントのコンサルタントの世界が玉石混交なのは厚生労働省の責任だと思う。


自ら社会保険労務士制度を創設しながら、手続き業務しか行わないような印象を与えている。

手続き業務を行うにはコンサルティングが必要不可欠だ。

実際、企業の内部に入り込まないと必要な手続きなど受任できない。

必然的に人事労務の専門家は社会保険労務士となるのだ。

今回のNHKのミスは報道機関の人選が如何に杜撰でショーン川上事件から何も学んでいないことを証明したと思った。

本質よりも、キラキラと飾り立てられたメディア映えする肩書きが大事なのかね?この国は。


※権限持った士業か否かを確かめるには役所に出す書類の最後にある代理者署名欄見れば分かります。

労働保険や社会保険関連には最後に社会保険労務士記入捺印欄があります。