植物性ミネラルって?
前回、ミネラルって何?というお話をしました。
ミネラルは元素記号でおなじみのあの元素達(118元素)、
鉱石・鉱物/金属がミネラルです。
普段、口にしている食べ物に実はミネラルが含まれていますが
単にミネラルが良いからとそればかり摂っても意味がありません。
そして前回、ミネラルを含む食物にはその栄養素が少ないともお話ししました。
なので、それらをバランスよくたくさん食べる必要性があります。
ミネラルは鉱石・鉱物/金属と言われているので
それは体に悪いんじゃないの?と思ってしまいますよね。
もちろん、鉱物ミネラルは体に入れてはいけないもので
鉱物ミネラルをイオン化したものでないと体に吸収しないのです。
イオン化=水に溶けた状態(水溶性)
それが植物性ミネラルになります。
では植物性ミネラルというと
野菜などの食物にそれらが含まれていて皆さんが普段、食べていることで
そのミネラルを実は取り入れているのですよ。
栄養を取っているのは、ミネラルを取り入れないといけないからです。
イオン化(水溶性)はどうやってなるのかというと、
耕したフカフカの土に種を植えると根が出て張っていき
茎と葉っぱが出ます。
この根っこから根酸を出して土の中の石ころちゃん(鉱石)を溶かして
好きなものだけを吸い上げて栄養が詰まった葉などを私たちは食しています。
*鉱石にも様々なミネラルがあるので植物によって吸い上げるミネラルの種類が違う
鉱石(石)をガリガリ食べることはできないので、
このようにして食べているんです。
*土を食べる種族がいますが、ダイレクトにミネラルを摂っているのかな..と
思ったりします。真相は...?
ミネラルは必要ですよ!と言われていますが、
土壌が悪く農薬だらけのところで作られた食物にはミネラル成分が著しく少ないのです。
山奥や岩などに自生している植物は力強くしっかりとしています。
でも人が耕してできたモノは大事にケアしていかないと枯れてしまいます。
だから肥料や農薬をかけていかないといけない状態で土壌もカスカスです。
山奥の食物は農薬なんてかかっていないですからね。そういった意味で
普段、口にしている食物にはそもそもミネラルが不足しているということです。
(だからこそ土壌改良をしている農家さん達が今、増えていますよね)
そして私たちも食べ物の好き嫌いがあるので偏ってしまいます。
自分の体ではミネラルは作れないので、どうしても食べて補わないといけません。
なので好き嫌いなくしっかりたくさん食べることが一番なのです。
できれば無農薬や有機野菜を取り入れた方がいいのは、こういうことです。