いけばなお稽古 #ケイトウ #アガパンサス #ドウダンツツジ 他
7月は2週連続でお稽古があり、また素晴らしいお花たちが家にやってきました。この写真はバケツに入れただけで生けていないのですが、インスタ映えしているように見えました。(笑)
◎左 ドウダンツツジ・アガパンサス
「真」に挿したどうだんつつじが、「真」にしては弱めなので、師匠が枝を上からかぶせるという、普通の花瓶ではありえない挿し方を披露してくださいました。そして枝と枝を絡ませて、間引かれてしまっていた枝に強さを持たせているようでもありました。
枝の挿し方としては、太陽にあたっていただろう枝のほうが濃くなっていますし、葉も表面のようにみえています。それを正面に挿す感じです。
ケイトウも花材にありましたが、どうだんつつじに対してケイトウの赤が強すぎるために、紫色のアガパンサスを挿してます。とても涼やかないけばなが完成しました。
◎右 ケイトウ・ユキヤナギ・どうだんつつじ
「真・副」にユキヤナギを生けています。そのまま生けると突っ立ったままになってしまうので、すこし枝をしならせています。「真・副」がつながりのあるように生けました。
真の従枝にケイトウ1本目を挿して、「控」に控の長さにカットしたケイトウを生けて、こちらもつながり感があるような花の向きを意識しています。
最後にどうだんつつじを、真・副・控の中心あたりに挿して、ケイトウになじませています。
何がおかしいのか? という違和感がわかるようになってきましたし、師匠が挿した時に何がいいのかわからなかったところから、「わかります」になってきたところが、華道のセンスが身についてきた現れです。人が生けているときも、必ず見るようにと師匠に言われます。こちらも英語と同じように、回数を重ねて、違和感に気づけるように身体にセンスをしみこませていくことだと感じています。
帰宅後、忘却曲線に負けぬよう再現してみました。
すごくずっしりとしたケイトウです。毎日水を替えて、枝を切り、長持ちさせたいですね。
ドウダンツツジは、清涼感のある葉の形状で、枝が若干赤いものもあります。よくインテリアショップや、アパレルショップにガラスの花瓶に生けられていたりするものですね。いろいろと楽しめそうな花材です。
明日は違う組み合わせで生けてみたいと思います!