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ヌメ革ダレスバッグ

2016.06.08 03:24

鞄の王様ダレスバッグを作っていきましょう。ただ、今回は写真を撮り忘れた個所もあるので、すべての工程がないですが…

まずは表のヌメ革を裁断。

芯材、内革も裁断。

芯材に内革であるアメ豚を接着し、コバが見える上部のみヌメ革でカバーします。

こんな感じです。

次は底マチを作っていきます。

ヌメ革とアメ豚を接着します。

中仕切りを取り付ける部分に菱目を打っておきます。

底敷きを作ります。アメ豚の折り返し部分をゼロ漉します。

芯材に接着し四方を折り返します。

強度を増すために2枚同じものを作り張り合わせて縫製します。

お次は、革細工とは離れますが、ダレスバッグの一番の特徴である口枠を作っていきます。スチールとアルミのフラットバーを用意します。

金鋸で切ります。実家にグラインダーを忘れてきたのは痛い…アルミはいいけどスチールが辛い!

切り口を整えます。

端にポンねじ用の穴をあけます。

スチールの方はタテカン用のネジ穴をあけます。こちらはフラットにするためにテーパーをかけておきます。

タテカンを試着するとこんな感じですね。

最大の難関。曲げです。寸法通りきれいなRを作るには、手曲げでは無理です。アルミならまだしも3mmのスチールはまず無理です。そこで、ハンドプレートベンダーを使って少しずつ図面通りのRに仕上げていきます。

口枠の外側と内側の隙間を一定にすることが重要です。

ヌメ革を巻いていきます。タテカンを取り付けて裏側も巻いていきます。

巻き付け終わったら、縫い代を裁断し整えます。

こんな感じです。

ポンねじをからくって口枠を合体します。

ベロを作ります。

写真が少なくてすみません。もう出来上がり。

横マチを作ります。こちらも底マチと同様にヌメ革にアメ豚を貼り付けます。表側から菱目を打っておきます。

底マチとドッキングさせます。横マチの下部を底マチに折り返して縫製します。

マチが完成しました。

前胴を作ります。ヌメ革と芯材を形を整えながら曲げ貼りします。錠前取り付け穴をあけます。

錠前を取り付けます。

裏側は金具の凹凸を無くすように浮かせてパッチを貼り付けます。

角部の当て革を作ります。

縫製して、ローラーで縫い目を均した後に、内側にアメ豚を貼り付けます。

口枠を開くためのツマミを作っておきます。

これで全てのパーツが揃いました。あとは組み立てて縫製していくだけです。

胴とマチを合体する前に、マチに折り癖をつけておきます。

マスキングして糊を塗っていきます。

中仕切りを取り付けます。

縫い代部分を貼り付けていきます。

丸ギリで中仕切りを貫通させながら縫製していきます。

中仕切りを縫製したらこんな感じです。

前胴とマチを接着します。

後胴も貼り付けるために糊を塗って乾かします。

後胴も合体しました。

縫製します。

口枠を接着します。その際、ベロがつく部分のみ接着しないようにしておきます。

縫製していきます。

グルリ一周縫い終わったら、マチの折り目を整えながら、口枠を閉めてベロの位置合わせをします。

貼り付けていなかった隙間に、位置調整をしたベロを差し込んで縫っていきます。

これで組み合わせは一通り完成です。

取っ手の製作工程と、コバ処理の写真がないので、いきなり完成です。

底敷きを敷いたらこんな感じです。

最後まで見ていただきありがとうございます!