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万年筆について

2016.06.08 08:26

いつものことなのですが、一旦風邪を引くと、その後しばらくの間咳が止まらなくなって非常に傍迷惑で苦しい思いをすることが多いです。


いつもは三週間から一か月ほど我慢すると徐々に消えていくのですが、今回はどうもおかしくて、段々悪化し夜も眠れない程の苦しさ。


丸一週間ほど、殆ど眠れない日が続き、ついに我慢できなくなって病院に行ったところ即検査。その結果、「お客さん、これは完全に喘息ですナ」と言われました。


前から発作とか無かったですか?と聞かれましたが、子供の頃に小児ぜんそくだったことを除けば、この三十数年間は一度もそれと自覚したようなことはなかったんですよね。


でもそう云われて考えてみると、たしかにアレはもしかしてそうだったのかな。。?ということが何度かあって、色々と合点がいきました。調子が悪い時は我慢せず早めに病院にいくべきだと思いました><


さてタイトルの万年筆についてですが、4~5年ほど前に ひょんなことから万年筆の魅力に取りつかれ、それから3年間程 とにかく情報を集めまくり、買えるものを買いまくってしまいました。


地元の文具屋を巡ったり、店の人とずいぶん仲良くなったり、その筋では有名な万年筆同好会にも所属してしまったり(殆ど参加しなかったけど)、大人の財力にモノを言わせ一番多い時で30本くらい持っていましたが、一般人には引く数でもこの世界のマニアの人たちには「え、案外少ないですね^^;」という数なんですよ。いやマジで。


というのも、20本以上に増えてくると、使わない物が随分増えてきて、そういうものは相方とか身近な人にどんどんあげちゃってたんですよね。仲間を増やし罪悪感を薄めるために。なので買った本数はもっと多いです。


ところが一年ほど前から突然興味が薄れて買わなくなってしまったのですよね。本当にこの一年間一本も買っていません。興味が薄れた最大の理由は、手に入る範囲で欲しいものは粗方手に入れてしまったという身も蓋もない理由なのですが、、


その最後に買った一本が、写真の左から二つ目の青いペン、アウロラのマーレ・リグリアです。これは発売された頃、何度か買えるタイミングがあったのですが、何故かその度に、「まぁ、いっか・・・」と見送っているうちに世界的に完売になってしまい、中古市場にも滅多に出回らない程絶大な人気を誇る一本になってしまったのでした。


最終的にeBayで知り合い仲良くなったイタリア人のセラーから特別に譲ってもらったのですが、その後もしばらくの間、様々なショップサイトを小まめに確認しても、このマーレリグリアだけは一切出てこなかったので、きっと特別なめぐり合わせだったのだと思います。


万年筆に限った話ではないのですが、人も物も、出会いには不思議な縁やストーリーが付きまとうことがたまにありますよね。生き別れになった恋人と再会したような気分になり、ずいぶん満たされてしまって、万年筆を買い漁ることをやめてしまいました。


もちろん今でも欲しい新作などは その都度ありますが、買おうかなと思いつつ、いつの間にか忘れてしまっているので、きっとその程度のものなのでしょう。


そんなこんなで3年間に熱を上げて集めていた万年筆たちを、今後少しずつご紹介してゆきたいと思います。