ブリーダーから動物を迎える場合
こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。
日々着実に我が家は猫様帝国化していっております(猫さん共同生活あるある)笑
最近お出かけもしないし、いったい何に出費してるんだろうとふと思って振り返ってみると、7月はほぼほぼ猫さん関連でした~。
全然それでいいのです。
猫様が満足してくだされば私も幸せにございます^^
猫下僕は猫様と共にあらんことを✨
さて、動物をどこから迎えるか?シリーズ、今日はブリーダーから動物を迎えることに関して書いてみます。
動物保護に興味を持ってこの世界に入ったためか、私の中で純血種・血統というものを深く意識したことが今までほぼありませんでした。
むしろ遺伝性疾患や無理な交配で生まれる、身体の構造上一部不調が起こりやすい子などがいるというネガティブなイメージにばかり着目してしまっていました。
しかし、ブリーダーさんは動物の健康を守る、飼い主希望者とのミスマッチをなくすために非常に大切なポジションなのです!
ペットショップでの生体購入が主流の日本がブリーダーから直接生体購入する流れに変わることで、ペット動物を取り巻く大きく複雑な社会問題の一角を潰すことができるかもしれません。
では、ブリーダーから動物を迎えるメリットとデメリットについて、ざっと考えられるものを以下に挙げてみます。
【メリット】
・自分の好みの動物種・純血種をピンポイントでチョイスできる。
→きっかけは些細なことかもしれないが、「この犬種を飼いたい!」「この猫種が絶対にいい!」というこだわりの種がいる人は、ペットショップや動物保護施設で探すより確実にその種に出会える。
・ブリーダーから迎えるという"質"保証、アドバイス
→こだわりをもってブリーディングをしているところは、相当なこだわりの下雌雄を掛け合わせる。プロによる選定の下で生まれた子犬・子猫はやはり身体のケアも心のケアもきちんとなされているであろうという安心感がある。
→また、子犬・子猫それぞれの性格もきちんと把握されており、その種の知識やアドバイスも直接聞くことができ、頼れる相談相手となる。
【デメリット】
・悪質ブリーダー、なんちゃってブリーダーが少なくない(あくまでイメージ)
→「パピーミル(子犬工場」と呼ばれるような劣悪な環境で、無理な交配を繰り返してどんどん動物を産ませるようなところもある。大体このようなブリーダーは直接の販売はせずペットショップに流すだろうが、そういうところから購入する子は心身の健康に大きな不安要素を持っている。
→ろくに健康診断も受けさせず、帝王切開などの出産のときだけ動物病院に来るようなブリーダーも存在する。経験や見聞上、そういうブリーダーは決して少なくはない。
・これはブリーダーのデメリットではないが、純血種や人気犬種(MIX犬など)は高額になりがち
→高額なのには安易な購入抑止効果もあるが、人気だからという理由だけで高い子たちもいたりするので、本当にその犬種・猫種でないとダメなのかは購入前に検討すべきである(保護施設から犬や猫を迎えることもできる)。
いかがでしょうか?
正直なところ、ブリーダー1本で生計を成り立たせることは非常に難しいといいます。
ドイツのとあるダックスフント協会のブリーダーさん宅を見学した際、実際にそのブリーダーさんがそのようにおっしゃっていました。
・・・ということは、ドイツでも無理に繁殖しているところはあるのかな~・・・(日本ほど酷いところはないでしょうが)
利益にならなくとも赤字になろうともブリーダーを続けるには、その犬種・猫種に対する並々ならぬこだわり・愛情をお持ちなんでしょうね✨
そんなに愛されて生まれてきた子たちはさぞかし生活の質もよく、健康状態もよいでしょう。
※ただし、純血種特有のかかりやすい病気や身体の構造上の問題については事前によくよく調べておきましょう!医療費もたくさんかかるかもしれませんし、なによりその子が痛みや苦痛を感じながら日々を過ごさなければならないとなると、考えるだけでも本当に辛いです。
もちろんブリーダーさんなんて日常生活でたくさん出会う職種ではないでしょうし、いざ動物を迎える際に優良ブリーダーなのか利益優先のブリーダーなのか、いきなり見分けるのは難しいかもしれません。
そういうときはその子犬・子猫、そしてその父母がどういう環境でどう過ごしていて、身体の様子や表情はどうなのかをしっかり見て、気になる点はどんどん質問してみましょう。
答えは案外簡単で、動物たちが幸せそうかそうでないか。
それで大体のことが分かるものなのです。
動物は生き物であり、家族です。
皆さんは、どんな環境で育ったどんな性格の子と一緒に生活したいですか?
本日もご訪問頂き、ありがとうございました!