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時生

2016.06.11 02:34


あの子に訊きたい。生まれてきてよかった?


東野圭吾さんの「トキオ」

とても名作です!

口だけで言い訳ばっかりの拓実の前に現れた

自分の息子だというトキオという青年。

トキオのことを他人のように思えない拓実は、

行方不明になった恋人を一緒に探し始めます。


自堕落な生活を送って口を開けばいつかビッグになると言う拓実。

最初のほうは拓実にイライラします。

でもトキオや恋人・千鶴の友達の竹美とともに千鶴を探すうちに

だんだんと成長していくのがわかります。


竹美の

「配られたカードで精いっぱい勝負するしかないやろ」

トキオの

「どんな短い人生でも、たとえほんの一瞬であっても、

生きているという実感さえあれば未来はあるんだよ。

明日だけが未来じゃないんだ」

拓実と同様に胸に響く言葉でした。


トキオのおかげで真人間になっていく拓実。

前半と後半では別人のようになっています。

誰でも変わるきっかけ、人生感が変わる一言とかあるとは思いますが

それを与えてくれたのが未来の自分の子どもってファンタジーな世界ですけど、

いいなと思います。


そして現代は難病で意識不明のトキオ。

難病は低くてもなる可能性はあると思いますし、

自分が難病になったら、

難病でなくても命にかかわる病気になったら、

親に生まれてきてよかったというのを伝えいと思います。

ならないのが一番ですが(笑)


そして最後の一行にやられました。

ここからすべてが始まったんだと思い涙です。


自分の成長、生きる意味、親への感謝の気持ちなどが入った名作だと思います。

たくさんの方に読んでいただきたい作品です。