センサー
2016.06.11 08:18
私たち美容師の手はセンサー。
右利きの美容師ならば特に左手が、レフティーなら右手が。
手の平や指の平、指の側面を使い、毛量や毛質を感じ取る。
カット時などは、そのセンサーの感知結果と目で見た情報によって
右手の反応が決まる。
お客様の髪の毛に僅かながらでもコーティング剤が残っていて、
指の側面に吸着するとセンサー感知が鈍る。
当然、薬品の様々な害もここから浸透するだろう…
常に吸着して違和感を感じるようなら、指を擦り合わせて排除しようとして
いつもの感覚を取り戻そうと条件反射で阻止しようとする。
おそらくは体も同じ反応をするのだと思う。
皮膚表面というのは脳に感覚や皮膚の異常を伝えるセンサーが
あちこちに存在し、そこから送られてきた情報を脳が感知して
対策の命令を出す。
仕事中の私達の手指でもこの繰り返し。
ノンシリコンという言葉が氾濫してきて、
それを家で使っていると言われるお客様にでさえ
まだまだ指に違和感を感じることが多い。
これはもはや理屈ではなく感覚…
長年色んな感触を判断してきた指の感覚。
そんな感覚の中で感じる感触剤の違和感で、
お客様のその先を心配するが、
価格が…使い心地が…商品のデザインが…と様々な理由で
お客様のホームケア商品が決まっていく…
もっともっと影響できるようになり、
病院で先生が判断し、処方される薬のように
お客様の髪質を指で感じ続けている私達が、
お客様のシャンプーを選ばせてもらえるようになりたい。
安心して使ってもらえる製品と、
自分のカット技術とで喜んでもらいたいと思う。