【100切り講座 第07回】この20年で約20ヤードも伸びた!?
【目標】
主に100切りをしたい、安定させたい初心者さん向けへの記事です。ストイックなことは私自身苦手なのでその様な話はしません。目標は、難易度の低いコースの白ティーから100切り安定です!!
【本編:この20年で約20ヤードも伸びた!?】
毎年毎年、新しいドライバーが発売される昨今。ドライバーの飛距離がどれぐらい伸びているかを表すデータが某雑誌に掲載されていたので、それを引用し、見浪なりに考察してみました。これからドライバーの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
「この20年で約20ヤードも伸びた」と書いてあります。
直ぐに気付く方もいるかと思いますが、「1年平均で1ヤードも伸びた」ということが言えます。たった、1ヤードか、と思うかもしれませんが、実はこれも誇張した(少しでも伸びのある期間のデータを切り抜いた)ものだと言えます。
1996年にタイガーがデビューとあります。タイガーのデビューまでは、実はゴルフでは筋トレは必要ないと言われていました。むしろ筋肉が邪魔するからしない方が良い、なんて話もありました。タイガーが出てきてから、筋トレが一般化されてきました。
つまり、1996年以降の急激な飛距離の伸びは、筋トレ効果の割合が多く含まれていると予想されます。2000年以降はボールの変革があったとも画像左下に記載があります。
更に、2008年「高反発ドライバーを規制するためルール」が施行されています。2008年に飛距離が格段に落ちている訳ではないので、どれ程の効果があったのかは不明です。
ということで、少なくとも比較すべきは2008年以降だと思われます。
PGA TourとJapanGolfTourの2008年と、2019年(Japanは2018年)のデータを見ます。
■PGA Tour:
2008年(287y)→ 2019年(293y)
→11年で6ヤードの伸び(2%の伸び)
→1年で0.54ヤードの伸び(0.2%の伸び)
■Japan Golf Tour:
2008年(276y)→ 2018年(283y)
→10年間で7ヤードの伸び(2.5%の伸び)
→1年で0.7ヤードの伸び(0.25%の伸び)
ということが言えます。
ここ最近、日本人(ツアー選手)は、ドライバー・ボール・スイング等の改良により、平均で毎年「0.25%」飛距離が伸びています。
これを「0.25%も!」と、表現するか「たった0.25%」と表現するかは、人それぞれだと思います。
CM等では(最近ゴルフを始めた人は知らないかもしれませんが)毎年毎年、飛距離が格段に伸びたようなことをうたっています。経験者であれば、そんなことがあるはずはないと分かっているのですが、初心者さんは勘違いしないようにww
たまに最新モデルに変えたら「かなり飛距離が伸びた!」なんて話もありますが、それは元々のクラブと比べ、シャフトやヘッドがその人にとって、全く合っていなかった物から、ドンピシャで合っている物に変わったからに違いありません。少なくとも、自分に合ったクラブを使っているプロが、翌年クラブを変えただけで、急激に飛距離が伸びることはあり得ません。
では初心者さんにどの様なドライバーがお勧めかについて。
一言でいうと「買い替えを前提として、中古の比較的安く、無難なスペックのクラブ」です。
なぜ中古かと言うと、ゴルフは中古市場であり、中古で良いものが沢山出回っているからです。4~5年落ちのものであれば、1万円ほどで良いものが沢山あります。初心者さんは、ヘッドを傷つけることもあるかもしれません。やっているうちに、好きなメーカーやブランドが出来るかもしれません。後々どの様なスペックが合うか分からないから、とりあえずは無難なスペックを選びましょう。無難なスペックとは(ヘッド体積460cc、初心者向けのつかまりの良いモデル、長さは45インチ程度、ノーマルシャフトのS or R)あたりです。グリップ交換だけでもすると、中古感は少なくなるかなぁと思います。
※クラブのご相談承ります♪