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脱灰病変は春先の雪のごとくナイーブである

2016.06.12 04:05

むし歯とは?


こんにちは!マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。


そうそう、今まで重要な事を伝えわすれておりました。むし歯について。



むし歯は、いきなり歯にボコンと穴があく病気ではありません。歯の成分が溶け出す脱灰(だっかい)から始まり、やがて歯に穴があいて、むし歯になります。穴があく前の「初期むし歯」は、唾液の働きや毎日のケアで修復することができます。


小さな初期むし歯でもすぐに、削るような歯医者に行かないでください。


それでは、むし歯の予防と再石灰化


むし歯の原因となる脱灰とは?


むし歯は、口の中に存在するむし歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が歯のカルシウムを溶かし、やがて穴があいてしまう病気です。


原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。


この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。(これを「脱灰(だっかい)」といいます)

これが初期むし歯の状態です。


修復できる「初期むし歯」とは?


歯に歯垢(プラーク)が残ったままでいると、酸がさらに作られて脱灰が進行し、エナメル質の内部はスカスカの状態になり、やがて穴があいてしまいます。


歯に穴があく一歩手前の状態は「初期むし歯」と呼ばれていますが、この状態であれば、まだ修復することができます。

再石灰化とフッ素が、歯を修復してくれる


エナメル質の修復(再石灰化)の推移

脱灰が進行しても口の中の唾液が、細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きをしてくれます。これを「再石灰化」といいます。


歯(ハイドロキシアパタイト=Ca5(PO4)3F)が石灰化するには、そのもと(ミネラル Ca P F)が必要です。



再石灰化とは、お口の中で常に起きている現象です。歯を脱灰から守る唾液の自然治癒のメカニズムです。


ミネラル損失のため、その結晶構造がすかすかになっている歯の表層下脱灰層 (初期むし歯)に対して、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。ちなみに、そのエナメル質結晶の構成成分はハイドロキシアパタイトです。


再石灰化を促進するためには、歯垢をブラッシングなどできれいに落とすこと、唾液が充分に歯の表面に接触するようにしておくこと、またフッ素や薬用ハイドロキシアパタイトを配合した歯みがき剤を使用することなどは大切です。


なお、お口の中で繰り返し起っている脱灰と再石灰化は、私たちの生活(特に食生活)に大きく左右されます。その様子をお口の中のpH状況を示すステファンカーブで見られます。 



歯の表面は食後酸性の脱灰の領域に入ります。その後、唾液の緩衝作用により再石灰化の領域に戻ります。間食などの少ない、規則正しい食生活ですと、脱灰と再石灰化とのバランスがとれ、むし歯になりにくい環境が守れます。しかし不規則にだらだらと食べたり飲んだりする食生活では、再石灰化に比べて脱灰の時間がほぼ同じ、あるいは長くなってしまうので、むし歯が発生しやすい状態になります。

だらだらと、つまんではいけませんよ。

そうそう、チョコをひと粒。洗濯が終わったらひと粒。お掃除が終わったらひと粒。何かし終える度にひと粒チョコをパクッと、という患者様がおりました。

そういえば、意識してなかったですが、食べてました!って笑


そして、就眠中は唾液の分泌量が低下します。再石灰化領域に戻りにくいので、寝る直前の食事や清涼飲料などをなるべくさけて、歯をよくみがくことが大切です。

 


初期むし歯の再石灰化



初期むし歯(初期う蝕)は酸によって歯からミネラル(リン酸イオンやカルシウム)が溶け出し、歯質に脱灰が見られる(白濁・斑上部は見られるが実質欠損の認められない)状態です。


再石灰化とは唾液に豊富に含まれるリン酸イオンやカルシウムイオンがエナメル表層下に浸透して失われた部分に再び補充されることをいいます。


初期むし歯が進行するか改善されるかは、脱灰と再石灰化のバランスによります。脱灰が進めば、むし歯になり、脱灰よりも再石灰化が促進され、得られるミネラル量が健全な部分と同程度になれば脱灰の状態も回復されます。


毎日の歯磨きで使っているハミガキの多くには、この再石灰化を促進する「フッ素※」という成分が含まれています。


ミネラルはもともと唾液中にも含まれていますので、フッ素を使わなくても再石灰化は起こります。よね?


し、しかしフッ素を使うことで他のミネラルも取り込みが良くなって歯質強化につながる訳ですから、フッ素を「運び屋」と考えてはどうでしょうか。


フッ素は、細菌の活動を抑えること、溶けたエナメル質の修復、歯質の強化など、むし歯予防に効果的な成分です。フッ素配合ハミガキ剤を毎日使って、初期むし歯を修復しましょう。




※ここでは、フッ化物、フッ素化合物を「フッ素」と表現しています。


穴があいたり、痛みを感じたら歯科医院へ


さらに脱灰が進行して、エナメル質に小さな穴があいてしまった状態が「むし歯」です。

放置すると、そこから象牙質、神経(歯髄)へと内部へどんどん進行して、やがて痛みも激しくなります。むし歯かな?と思ったら、早めに歯科医院へ行きましょう。


とね、私はフッ素も良いと思うのですが

初期むし歯といえば、MIペースト!もおすすめです。

MIペーストは、豊富なミネラル(カルシウム、リン)や口腔内環境の中和作用と緩衝作用をもつCPP-ACP(リカルデント)を含んだ全く新しいコンセプトの口腔ケア製品です。

MIペーストはCa;カルシウム(唾液の約190倍)、P;リン(唾液の約20倍)が含まれているそうなので、フッ素と併用すればなんだか物凄く良さそうな感じは確かにします。



味も何種類かありまして、美味しかったりしますのでお子様にもおすすめです。

ブラッシングの後に、MIペーストを歯面に塗布するだけの簡単な操作で使用できます。


ただ、牛乳アレルギーの方は禁忌です。


と、もう1つ!

アパガードリナメル!例えるなら歯の美容液かな。



これは、歯のマイクロクラックなどナノレベルで凹凸な部分を埋めてくれ、ツルツルな歯の表面にしてくれます。

着色やバイオフィルムがつきにくくなります。



リナメルは、ハイドロキシアパタイトそのもの、なので、すでに結晶化している歯に、その粉を塗っても・・と言う気もしていたのですが、ポイントは粒子のサイズ(ナノサイズ)にある様です。


ナノレベルまで小さいと、エナメル質の傷や、象牙細管さえも粒で埋めることができ、修復、滑沢化の効果は絶大ですね!


と言うことで、それぞれの働きを例えるなら、


MIペーストが化粧水?

リナメルが高級美容液?

でそれを顔に運ぶ手がフッ素??


みたいな感じではないでしょうか。




ですので乾燥肌(ホワイトスポットや初期カリエス)やその予防には手(フッ素)と化粧水(MIペースト)を優先して、もうちょっと贅沢に、美しく長持ちさせたい場合には高級美容液(リナメル)も使う・・と言う感じでしょうか。


もともと乾燥しにくい肌質(カリエスリスクが低い)なら、化粧水は省略しても良いと思います。



因みにホームケアで使うリナメルでもつるつる感は実感できますが(※個人差あり)、プロフェッショナルケア用のペーストにはナノサイズのハイドロキシアパタイトがさらに2倍配合されてるので、とってもお得・・らしいです。


「付いたら落とす」のではなく、「付きにくく落ちやすく」が1番ですね。


追伸︰MIペースト、リナメルはノーエビデンスです。間違いなく再石灰化する(エビデンスがある)のはフッ素です。


美しく輝く歯に






ツルッぴかっ!