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藤田晋 invitational RTDリーグ

大逆転予選通過へ、多井意地の2連勝!BLACK DIVISION 第5節 2回戦A卓レポート

2016.06.15 11:00

6/11(土)22:25よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグBLACK DIVISION 第5節 2回戦A卓の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)

村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)

滝沢 和典(日本プロ麻雀連盟)

多井 隆晴(RMU)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。

開始前の成績はこちら↓

前回ようやくトップを取って復調気配の多井は、やはり今回以降もトップが必要という状況が続く。


そんな多井を尻目に、まずはたろうの4000オールが炸裂。

しかし、その後は流局が続き、誰もがアガりたい5本場・供託5本となったとき、村上がアガってたろうに並んだ。

すると、次局には滝沢がハイテイツモで、上位に迫る。


1人完全に置いていかれた感のある多井が、東4局のオヤ番で勝負をかけた。

村上のリーチに対して多井が6m、7pと無スジをツモ切りしていくと、多井が切った6mのスジを追って滝沢が3mを打つ。

多井はこの3mをチーせず、ヤマに手を伸ばす。

すると、そこには待望の9m。

2pも押してテンパイを取ると、直後にたろうが3mを切り、トップ目から大きな7700直撃となった。

こうなると多井のペース。

続く1本場では、滝沢のリーチ宣言牌2mを捕えて5800。

2本場では、タンヤオ三色のカン3sから終盤にドラを抑えて役なしに構えると、村上がテンパイからホウテイで3sを切り、3900。

あっという間に多井がトップ目に立ってしまった。


しかし、その後は全プレイヤーが決め手に欠け、南4局1本場を迎えてこの接戦。

どうしてもトップが必要な多井。

祈った配牌にはドラと南がトイツ!!

これをチャンタ本線に構え、4巡目9sチーから入る。

次巡に南もポンしてペン7pテンパイを組み、3枚ヤマに残っていた7pをすぐにツモって4000オール。

逆転トップで2連勝目を決めた。

多井は言う。

「残り10戦中5トップ取れば、きっと4位以内で予選を通過することができる。それを信じてやるだけです」

10分の5。

これだけのメンバーを相手にしてかなり厳しい条件だが、それをクリアしてきたからこそ、多井はここに座っているのである。

「多井ならもしかしたら」

観ている者にそう思わせてしまうこと自体、多井の実力なのだろう。

多井の逆襲はまだ始まったばかりである。


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)