人類の進化に見る-現代の食生活への警告
最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、
変化できる者である。
“It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent,
but the one most responsive to change”
By Charles Darwin
生きていける事が当たり前のように感じているけど、
当たり前なんて本当はどこにもなくて、
人間は強く生き延びようとしている。
マンモスや恐竜のようには絶滅させまいと。
進化はゆっくりとゆっくりと確実にその歩みを進めていっている。
大陸が年に数ミリ単位で動いていっているかのような、、、
そんなゆっくりとした でも、確実な進化。
その進化とはニュータイプの出現だ。
フードファイターをご存知か?
大食い選手権に登場してくる彼らだ。
彼らこそニュータイプである。
気持ちのいいほど良く食べ、あんなによく食べれるなぁと思う不思議さと
見ているとなにかスッキリする感じも手伝って、
私もなれるのではないか?
と思ってしまうほど。
しかしトライするも、食べれないし確実に体が重く感じるのが現状。
そんな彼らには食べ過ぎると太るという私(達)のようなオールドタイプとは
明らかな遺伝子レベルでの違いがある。
その違いは簡単に言うと「スイッチがあるかないか」 というもの。
スイッチとは、
生きていくのに必要なカロリーを摂取したら、スイッチが切り替わり、
それ以上いくら食べても栄養を摂取しないというもの。
だから、どれだけ食べても太らない。
そう、彼らに太っているヒトはいない。
さすがニュータイプ
すごい進化だ。
では、なぜこんな進化が起きたのか?
現代は、コンビニ食も外食も脂質、糖質が多く、タンパク質も肉中心となり、
和食(素食)なんてどこかへ消えてしまったかのような食事が横行している環境で、
現代の食事(脳が喜ぶ食事ばかり)を続けていると
確実に生活習慣病が待っている時代だから だろうと。
このままだとマズイと遺伝子レベルで危機感を感じたから進化している訳である。
そしてそんな時代に打ち勝とうとしているのが、
フードファイターのような進化型の遺伝子なのだ。
つまり
フードファイターは人間が現在の環境で生き延びられる仕様なのだ。
ニュータイプはカロリー過多時代を生き延びる為の進化なのだ。
そして、同時に、私はこの事を
現代における食生活の警告
だと感じている。
昔、戦後は食糧難という時代背景もあった為、少しの食事で出来る限りの栄養を取ろうと
腸は頑張っていた。
しかし、今現代はどうだろう。
24時間営業している所狭しと商品が食べ物が陳列されているコンビニをはじめ
外食産業も軒並み私たちの脳を刺激して、食べるものに困る事はなくなった。
さらに確実に食事内容は昔と変わり、
摂取カロリーも増えた。
事実、肥満のヒトも増加傾向にある。
確実に食生活は変わっているのである。
と言う事は、考えてみてほしい。
フードファイター型のニュータイプでもない一般のヒト
(つまり私(達)のようなオールドタイプ)が
添加物や糖質、脂質満載なファストフードやコンビニ食を食べ続け、外食を続けたら、
確実に早死にする と言うのは言い過ぎかもしれないけれど、
確実に「薬漬け」になってしまうと言う事を。
ダーウィンは言っている。
変化したものが生き延びると。
進化していけないものは、生き延びられない。と。
あぁ、では大半のオールドタイプの人々はどうしたらいいか?
その前にあなたはニュータイプ?
オールドタイプ?
見分け方は、簡単です。
食べ過ぎた時に太るヒトはオールドタイプです。
では、オールドタイプの皆様、
遺伝子レベルで進化が無理だったのだから、
どうしたらいいのでしょう。
答えは簡単です。
食生活を昔に戻せばいいのです。
つまり「素食」を意識する事がいい。
素食とは粗末な食事の事ではなく、(粗食)
質素な食事、つまりシンプルな食事という事だ。
身(腸)の丈にあった食生活。 とでも言えばいいのか。
一つあげるとすれば、私のおすすめは「玄米」です。
玄米の話については、また今度
我々、人間が作り出した”簡単なもの、おいしいと脳が喜ぶ食事”によって、
多くのオールドタイプの人間が苦しめられているという現状
何とも皮肉な話しだ。