(Report)Vol.127 隊長まるちゃんと挑む! 重ね煮オンライン実践キャンプ 野菜のいのちを丸ごと受け止める食べ方レッスン
2020年6月3日から4週間にわたり、光信芙美代さん(愛称まるちゃん)を「隊長」として、重ね煮を自在に活用できるようになるためのオンライン“実践キャンプ”を開催しました。
講師であり隊長のまるちゃんによるオンライン講義は合計3回。
並行して、Facebookグループの方では、おすすめレシピや調理のポイントについて頻繁に発信していただきました。
日本・シンガポール両国からの隊員(参加者)は総勢27名。
隊員によるつくレポの投稿は200件を超え、大変盛り上がるオンラインキャンプ(以下合宿)となりました!
合宿が始まる前の隊員のお悩みとして、
「重ね煮に挑戦したいけど、どのように始めたらよいかわからない」
「アレンジの方法がわからない」
「重ねる順番がわからず難しい」
「ワンパターンに陥り毎回同じような味になる。飽きてしまい結局作らなくなってしまった」などが聞かれました。
隊員の重ね煮経験値が異なる中、それぞれのお悩みを解決するために始まったこの合宿。
今回まるちゃんが合宿とした理由は、
◯暮らしの中で自然に使いこなせるようになるため、期間を区切り、意識的に重ね煮と向き合う時間を作る
◯自分のキッチンの特性を把握して、キッチンと仲良くなる
◯たくさん手を動かして重ね煮に慣れる
◯参加者からの発信も大きな気付きになるので、仲間とともに重ね煮を生活にとり入れみんなで楽しむ!
▼まるちゃん作の重ね煮レシピ
そしてこの合宿を終えたときに隊員が「これなら私でもできる!」という自信を持てる状態になっていることがまるちゃんの願いでした。
▼まるちゃん作の重ね煮レシピ
こんなおかずも重ね煮で楽々作れちゃう!
こんなお話をお聞きしました…
まるちゃんが考える重ね煮の最大の魅力は、
◯すぐに食べられる状態でストックできる
◯アレンジ自由自在(和洋中亜)
◯離乳食や幼児食が楽に作れてストックできる
単なるテクニックにとどまらない重ね煮の本質が理解できるよう、そして、重ね煮に向き合うハードルが少しでも下がるようにと、3回の講義をはじめ合宿中はこんなことを教えていただきました!
・重ね煮に塩を使う深い意味
・どこまで野菜のいのちをいただけるか選手権をしてみる!
・重ね煮を重ねる順番、イメージすることの大切さ
・重ね煮に火を入れる前の想いを込めた魔法のおまじない
・重ね煮に向いている野菜、向かない野菜
・野菜の部位によるお勧めの切り方
・畑の風景から理解できる陰陽の考え方
・野菜の旬、陰性の強い野菜、陽性の強い野菜
・陰陽に反しても自分の楽を優先して重ねる野菜の順番
・重ね煮の無限のアレンジ方法(カレー、中華丼、サラダ、和え物など)
・肉や魚を重ね煮にとり入れる方法
・目から鱗!あの野菜もあの果物も重ね煮にすると旨味が増して美味しい!
参加者より嬉しい感想をいただきました!
重ね煮が冷蔵庫にあるだけで安心ということを日々感じています。
普段はスーパーで済ませてしまう買い物も、マーケットで自分の目で野菜を選ぶことで野菜をより美味しく感じることができるようになりました。
細々実践しており、毎日家族でまるちゃんに感謝の意を唱えてます。
(K.Y.さま)
子どものお弁当のおかずはほぼ全て重ね煮のアレンジを使えるようになりました。
陰陽の順番に反すると承知しながらも先に取り出して使いたい野菜を一番上にどーんと丸ごと置いて、最初に取り出して使う方法も実践しています。
楽チン品数豊富で、毎日のお料理が楽しくなりました。改めて、感謝感謝です。
(A.K.さま)
▼隊員たちが作った重ね煮つくレポの数々。
とても分かりやすく、始めて知るびっくりなことだらけで、たくさん学ぶことができました。
野菜を丸ごと食べること、成長点を意識すること、まだまだありますが、今まで私は何も考えず、大根は皮を剥き、野菜の命を意識することなくいただいておりました…おまじないもその通りだなと響きました。
これから、教えていただいたことを意識して、料理し食べていけそうです!
重ね煮は今まで重ねすぎていたと気づきました。
音を聞いて、匂いをかいで、おいしい重ね煮ができました。
今まで重ね煮って甘いからあんまり…(玉ねぎ入れすぎ?いろいろ入れすぎが原因?)
と言っていた夫も成長点ってこれか、いつものより美味しいねと言いながら食べていました。
キャンプ期間、まるちゃん隊長からのコメントが嬉しく、楽しみでした。
皆さんのレシピはどれも美味しそうで、今後も引き続き参考に作ってみたいと思います!!
学んだたくさんの貴重なレシピ、大切にします。ありがとうございました!
(M.S .さま)
▼隊員からの重ね煮つくレポ
様々な料理に大変身!
まるちゃんの野菜愛が画面越しから溢れていてエネルギーをたくさん受け取りました。
重ね煮は日々作っていたのだけど、講義後に作った重ね煮は五感をフル活用して、今までよりも格段に美味しく野菜たちがとても愛おしく感じました。
講義中のまるちゃんの名言が心に響きそれを思い出しながらしあわせ料理時間が増えました。
今まで重ね煮のときはこの食材なら火にかけるのは何分位かなって何となく決めてしまっていたけど、火にかけて鍋の中の野菜の音を何度も聞いて、クンクン匂いを嗅いで、、、今まで以上に重ね煮の醍醐味を深く味わえて嬉しかったです。
様々な国から我が家にやってきてくれた野菜たちが鍋の中で異文化交流してるみたいな想像が膨らみました。
キャンプ期間重ね煮と向き合って色々試すのが楽しかったです。
(M.K.さま)
3回の講義とFacebookグループでのまるちゃんの投稿は、毎回情報が盛り沢山で、受講者からは喜びと感激の声が殺到!
いのちそのものである野菜を選び、そして自らの五感を使って楽しむ重ね煮。
自ら耕した畑のお野菜を、いかにシンプルにおいしく食べるかということを研究してきたというまるちゃん。
実体験から提案してくれる重ね煮は、目からウロコ級のシンプルさで、どれをとっても超簡単!
初心者・経験者問わずたくさんの気付きがあり、終わる頃には寂しいという声が多数聞かれました。
冷蔵庫に重ね煮があるだけで安心!
合宿期間を通じて隊員たちが実感したことのひとつです。
野菜を選ぶとき、そして実際に重ね煮を作るときにまるちゃんの言葉一つ一つを思い出して重ね煮を作ると、それだけで背中を押してもらっているような気持ちになります。
オンライン上で集まった隊員たちですが、それぞれ重ね煮を実践する様子が集まることで、それぞれのキッチンが繋がり合い、重ね煮の無限の可能性や野菜のいのちを感じることができる贅沢な合宿となりました。
Writer: Mari Kamakura