160610 #63苦言
『「はっきりしないディレクション』
今回の苦言は黒いパンダさまより。
『私は趣味の延長ではありますが、
雑誌やサイトなどの挿絵のご依頼を頂くことがあります
もちろんどのご依頼にも全力でお応えしたいので、
依頼主様にどのようなイメージにするか、
他に希望があるか、などなど普通より
細かく聞いてから描いております
もちろんリメイクにもお応えしますが・・・
稀にですが1から描き直しじゃないかというレベルの
リメイクを複数回頼まれる事があります。
例えば、最初は『俯瞰でこういうイメージで・・・』
と言っていたのにリメイクで
『やっぱりアオリの方がいいですねイメージも
こんな感じで変えてください』と言われ、
希望通り一から描き直すと
『あ、すいませんやっぱり俯瞰にしてください!
あとイメージもこうしてください』のように
なんども変えられることがあります
リメイクにもお応えするとは言いましたが
依頼する時にはちゃんとはっきり決めてからに
してもらいたいものです・・・』
とのこと
10年さんは…
まさにこういうことありますね~
やっぱり僕らもイライラするシチュエーションってのはあります。
例えば、音響監督、プロデューサー、原作者の3人のうち、
誰かが収録にいない場合。
二人で話し合いながら、
「25歳というキャラクターなので、疲れてる40歳ぐらいに見えるみたいな?
ただ最初から40歳に見えない方がいいんですよねー」
とか言われるでしょ?
で、ちょっとその演技をしてみると、
すっごく反応が良くてそのままいけそうだったのに、
プロデューサーが帰って来た途端に、
「すいません35歳でお願いします」
って言われることがありますね。
こーいうことっ!!!!!
ディレクターやプロデューサーに
はっきりとしたビジョンがないってことなんだよね。
だから、
はっきりとしたビジョンを持ってる方がそれを貫けばいいんです。
ベテランの域になれば、何を言われても、
どうでもよくやってやればいいんですよ。
先輩方で大御所のナレーターにでもなればね、
“元気に”って言われてもね、
いつもの通りにその人の持ち味である低い声でやるんです。
絶対に変えない!!!!!
「他に若い声欲しいんだったら、俺呼ばなきゃいいだろ?」
というスタンスなんですよ。自分を変えない!
それが、良いか、悪いかというよりも、その人の色だから。
今は、言われる通りに色々やってみましょう。
それが土台になるから、
君が認められてそれなりの立場に、
ベテランになったら替えちゃダメなんですよ。
あなたの個性を素敵に磨いてくださいね。
今週の苦い汁は
『ピーマンとゴーヤとドクターペッパーを
ミキサーで混ぜたもの』
「51の声優がすることではないっ!!!」
と、断言しておられました。
……非常にマズイんでしょうね……。
苦い汁、苦言とともにお待ちしております。
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