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Oimachi Act./おい街アクト

音楽、とりわけジャズを権威的にする風潮は、逆にジャズを狭めていくだけだ

2020.07.31 03:00

ジャズ・ボーカリストという言い方は、

ボーカルを楽しみたい人にとっては

”不健全”な表現であるー、

こんな話を以前掲載した。


ボーカルが好きな人、聴きたい人、楽しみたい人には、音楽のジャンル分けは弊害になるだけで、好きな声、好きなシンガーの唄がリスナーにとっては最高の”ボーカル”なのだ。


美空ひばりがジャズを唄っても、

演歌を唄っても、

あくまでも美空ひばりは素晴らしい歌い手、つまり”偉大なるシンガー”なのだ。


今、人気のノラ・ジョーンズ。

彼女もあくまでもシンガーであり、

ジャズ・ボーカリストという言い回しは、

ジャズが”エラい”的な臭いがするから、

僕はよろしくないと思う。

それは逆にジャズという

ジャンルを狭めることになる。




難しく勉強するのが音楽の楽しみ方であっても良いが、好きな音楽を楽しむことの方が大切であると思う。


ボーカルは所詮ボーカルであっていいと思うし、ジャズ・ボーカルというものが、ジャズと同じように優等生ぶった顔でしゃしゃり出るのは、差別的、排他的で不健全だ。


ボーカルはボーカル以上でも以下でもない。ボーカルそのものが実体、味、音楽である。

ジャズ・ボーカルを聴かなければ―、それは強迫観念的になって、ジャズを遠ざける結果になる。


ボーカルはのびのびと聴くもの、唄うもの。

 

ジャズ・ボーカルで限定してしまうと、どうだろう。


エラ、サラ、カーメン、ビリー、・・・。

下手をするとひとケタで終わってしまう。

 

ボーカルのくくりで言うと、

ペギー・リー、ジョー・スタッフォード、ヘレン・メリル、・・・沢山、沢山広がっていく。


昔売れた阿川泰子。

ジャズ・ボーカルと考えるから良くなかった。それはレコード会社の失策でもあり、聴き手のジャズ・エリート意識の愚かさが彼女をコケにしていた。

 

ある有名なシンガーの方が言っていた。

「サラ・ボーンはいかにも私は上手いのよ、と言わんばかりのボーカルで、好きになれないですよ」と。

そういう考え方も正しいし、好きになれないボーカルを無理に聴くのは、やめなさいということだ。

 

ここに古めかしいい一枚のアルバムがある。

ジョニ・ジェイムスのベスト・アルバムを輸入盤で手に入れた。

僕自身は彼女のボーカルがのびのびと聴けて心地良い。難しく考える気が完全に失った。

 

自分の時間を取り戻しましょう‼皆さんも。