FRACTAL AUDIO AXE FXⅡ 僕なりのnoisegateの小技
突然ですがギタリストの皆さん、noisegate使ってます?
SNSとかでインディーズの皆さんのエフェクトボードをあげてる人いっぱい見かけるじやないですか?
コンパクト派のボードをみるとほぼnoisegateを組み込んでる人見た事ないんすよね
マルチ派の人は掛けてるのかな?
たまに聞くのが音質が変わるから嫌だと言う方はいました
それも一つの考え方なので正解かと思います
メタラーの人は使ってる人は多い印象かな
IPSのデシメイターとか使う人は多いと勝手に思ってます
nu metalやってる人は組み込んだ方が良いよね
ノイズを除去するだけでなく音を効果的にバツッと切るのはカッコいいですし!
僕は昔からnoisegateは使ってました
グランジっぽい曲はあえて使わなかったりしますがほぼほぼ組み込みますねー
元々はホワイトやハウリを軽減させる為に使ってましたがAXEを購入してからは少し考え方が変わったんです
もちろんノイズ軽減がとっかかりでしたが、目的がノイズを無くす事だけが第一目標ではなくなり、音作りのクオリティ向上も含めた上でのノイズ除去という考え方にシフトした感じですかねー
まあ、noisegateなので結局は余計なノイズを出さなくするという事になるんだけどさ
先にも書きましたがすごく歪んでてもしきい値を深く描けるとバツッと切れるという効果を出せます
ミュートだけでは切れない様な切り方が出来るのでソリッドに聞かせたり曲のブレイクでバキッと止めたり色々と大事な小技が出来ます
まあ、結構昔からこの辺は皆やってますよね
nu metalもそうだしV系の方達はブレイクが曲に多く入ってるのでここでもgateは活躍します
AXEを購入した当時か、もしくは少し前位にMeshuggah(スウェーデンのバンドね)に出会ったんだけどその時にBeedという曲を聴いた時はぶっ飛んだよ
因みにMESHUGGAHもAXE使ってるみたいですね
↓ グロ表現注意
MESHUGGAH - Bleed
↓ グロくないけど酔い注意
この曲のギターの音色は本当にすごいと思う
曲やテクニックにも驚いたんだけど音作りがすごく興味深かったのを覚えてます
なんでこんなに歪んでるのに歯切れが恐ろしくいいのか意味がわかりませんでした
(※多弦の話とEQの設定に関しては今回触れません)
そういう類いのギターは確かに昔からあるけどMeshuggahは言葉で表しにくいのですがギターの音なんだけど打楽器に聴こえたんすよね
その時初めてDjentってのを知ったんす
ポリリズムで無機質、メチャクチャ好みでした
まぁ、インダストリアルがすごく好きなので近い物を感じたんでしょうね
因みに僕はメタラーではないです
好きだけどギターのスタイルはオルタナティブの匂いの方が強いかもです
話はgate に戻すんですがMeshuggahもgate を巧く使ってるんだろうなと思いました
その辺りからnoisegateの位置付けが僕の中で変わったきっかけだったんだよね
結局未だにMeshuggahがどの様に設定してるかはわからないのですが僕は僕なりに自分らしい使い方をAXEで色々と試みました
本当に色々とやってみたんですが僕の趣味とギターに合うのはAXEのgateのデフォルト設定に少しだけ変えるのが今の所お気に入りです
本当にデフォルトに近い設定ですがバッキングの時はしきい値を40~45位、レシオを2.5位にして他はそのままって感じです
この設定は通常よりキツめにかかります
自然に掛けるならデフォルト位が良くて、しきい値を70~90程度、レシオを2位、他はデフォルトが良いかと思います
僕の設定だとサスティーンはかなり無くなります
お尻はサッとすぼみますので人によっては全然使えない設定かと思います
もちろんノイズの類いはほとんどありません
ただ、僕は曲によってフィードバックが欲しい時もあるのでその時々で設定の違うプリセットをバンクにわざわざ入れてます
こんな感じの設定 結構深めだよね
バキッと止まるので気持ちいいよー
あと、間延びはしないからなんだろうけどプラシーボというか勘違いのは分かってるけど音が少しだけガッシリする印象があります
太くなるのではなくベタっとしなくなる印象です
コンプとはまた違う感じ
まぁ、勘違いなんだろうけどね
んで、ソロの時は違う設定にします
普通、gateなんて一種類作ったらそれを掛けっぱなしが普通なんだろうけど僕の小技があって合理的かどうかわからないけど好きな掛け方があります
すごく単純なんですがバッキングの時の設定を少しだけ緩めます
しきい値を50〜55位でレシオを2.3位です
これは大体こん位という感じでその時々で変えてます
少し緩めた感じになってます
緩めるのはご想像通りサスティーン稼ぎもありますが、緩めたというより設定したら緩まったっていう感じなのです
僕はソロの時ディレイ等色々と掛ける事が多いんすよ
ディレイを2つ掛けたり、その上リバーブを掛けたりコーラスを複数掛けたりと好き勝手やる事が多いんですがせっかくバッキングでタイトに作ってもソロになったら変に音がデブったりすると台無しじゃないですか
かと言ってディレイや空間の各mixを絞ると別に2つ掛けたりする効果が無くなったりして悩みが出てくるわけですね
AXEにはディレイの中でも(gateもそうだけど)エフェクター内にもPQがあって便利なんですが帯域の問題ではなく違う所で削りたい物があるんですよね
言葉に表しにくいなー
MIXの設定ではうまくいかないんですがgateで調整すると世界観壊さずすっきりさせて余計な音(?)を消してくれるんですよ!
うまく説明出来ず申し訳ないんだけど
まぁ、そんな感じで冒頭にも書いたのですがここで音のクオリティをあげるという事に繋がるわけですよ!
ただノイズを押さえるだけではなく音の調整とかクオリティ向上にも担ってくれるんですよねー!
AXEがすごいのかnoisegateがすごいのか知らんけど
こんな使い方もあるぜ!って書きたくて今回記事にしてみました
音作りってパズルみたいですよね
一見関係ないエフェクターがキーになってたりとかね
因みにinputにもgateあるけどそこはデフォルトのまんま
そっちでやっちゃうとinput時しか掛けられないし1種類しか設定出来ないしね
僕はチェーンの一番入口に置く事が多いんだけど、コンプや歪み・プリの後ろに置く人はエフェクターの方が小回りきくからinputのやつでかけるのは不要だよね
逆に言えば1種類だけしか設定しないしギターの後すぐに配置したい人は余計なメモリを消費しないのでこれはこれで便利な人もいるかもねー
inputのはデフォルトのまんま
noisegateは色々と役立つアイテムだよね
多分noisegateは今時の音を作るには必要不可欠なエフェクターだと思うのでこれからも自分なりに研究してみようかと思ってまーす
楽しい!
結局Meshuggahはどうやってんだ?