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6月12日【出産後49日目】子返しの日

2016.06.13 08:02

昨日はあまりの寂しさに記事が書けませんでした。ごめんなさい。

ちょっと長い記事になります。



ベンケイとヨシツネが産まれてきてから、この日をずっと気にしてきました。

今回の「子返し」という交配の制度は、たとえ1頭しか生まれなくても

必ず1頭を先方の犬舎に返すというものです。


3月18日にモモのお腹に2頭いることがわかったとき、女の子が欲しかった私たち夫婦は

メス1頭 オス1頭 ⇒ メスを持っていかれたらどうする?

メス2頭 ⇒ 良いメスを持っていかれたら、残った方を育てる?

と、生まれてくるのが2頭ともオスとは知らずに悩んでいました。


モモが出産して2頭ともオスと判明したとき、2頭とも手放して

モモには来年も出産させることを考えたのですが

結局、1頭は残して育てることになり、モモは今年で出産を終えることになりました。



「子返し」は交配相手(オス)側のオーナーに決定権があります。

シルバーシオン犬舎のオーナー Mさんは56年間シェルティのブリーディングをされている方。

シェルティを見る素晴らしい目を持つMさんなので、

私たちは骨格や顔が良く、こちらをじっと見つめてくるベンケイを選ぶだろうな

と、何となく思っていたのです。


そんな訳で、ベンケイは子返しになると思い込み、どうしても写真を撮るのもベンケイ中心。

可愛がりすぎると別れが辛いので、ほんの気持ちベンケイに線を引き、

ヨシツネの良いところを探して、納得することが夫婦ともありました。


しかし先週あたりから、ヨシツネの成長に目を見張るものがあり

とても良い子になってきていました。


これはもしかするとヨシツネが選ばれるかも、と、ちょっと考えましたが

やはりベンケイだろうという思い込みがなくならず、シルバーシオン犬舎に

到着する直前までベンケイを撫で、心の中で「元気でな」と言っていました。



午後1時、シルバーシオン犬舎に到着。

M先生がいらっしゃる前に、スタッフのYさんにベンケイとヨシツネを見てもらいます。

「先生はどっちを選ぶかな~ わからんな~」と話をしていると、先生が登場!


しばらくしげしげと見て、子犬を抱える先生。

その後、私たちが考えもつかない比較をされました。


それは「金たま」がちゃんとおりてきてるかどうか。


ベンケイの「金たま」は確認できず、0個。

ヨシツネの「金たま」は片方だけ確認できて、1個。


これが決めてとなり「ヨシツネ」が選ばれたのです。


え、ヨ、ヨシツネ!?


あごがイーブン気味ですよ?

キュンキュン鳴きますよ?

いつもベンケイの枕になってますよ?

指しゃぶりしますよ?

右耳の中がいま赤いですよ?


ご飯を食べるとき、アイコンタクトしますよ~~~~~(涙)



残ると思っていたヨシツネが選ばれ、必要以上に寂しくなった我々でした。



その夜、寂しさを紛らわす為に、やけ酒(私は飲めない)

やけ食いしていた私たち夫婦にスタッフのYさんからメールが届きました。


「義経くんはご飯もしっかり食べて良いウンPもだしましたよ

ビクビクしている様子もなく、オモチャで遊んでいます。安心してください」


細かい突っ込み所は多いけど、シルバーシオンは良い犬舎だと改めて思います。

スタッフのYさん、本当にありがとう。



当たり前だけど、ヨシツネの分もベンケイを愛情たっぷり育てよう。


ヨシツネ、元気でな。

ヨシツネを買った方から連絡があると良いな…。

また会えることを信じてるよ!