6月12日【出産後49日目】子返しの日
昨日はあまりの寂しさに記事が書けませんでした。ごめんなさい。
ちょっと長い記事になります。
ベンケイとヨシツネが産まれてきてから、この日をずっと気にしてきました。
今回の「子返し」という交配の制度は、たとえ1頭しか生まれなくても
必ず1頭を先方の犬舎に返すというものです。
3月18日にモモのお腹に2頭いることがわかったとき、女の子が欲しかった私たち夫婦は
メス1頭 オス1頭 ⇒ メスを持っていかれたらどうする?
メス2頭 ⇒ 良いメスを持っていかれたら、残った方を育てる?
と、生まれてくるのが2頭ともオスとは知らずに悩んでいました。
モモが出産して2頭ともオスと判明したとき、2頭とも手放して
モモには来年も出産させることを考えたのですが
結局、1頭は残して育てることになり、モモは今年で出産を終えることになりました。
「子返し」は交配相手(オス)側のオーナーに決定権があります。
シルバーシオン犬舎のオーナー Mさんは56年間シェルティのブリーディングをされている方。
シェルティを見る素晴らしい目を持つMさんなので、
私たちは骨格や顔が良く、こちらをじっと見つめてくるベンケイを選ぶだろうな
と、何となく思っていたのです。
そんな訳で、ベンケイは子返しになると思い込み、どうしても写真を撮るのもベンケイ中心。
可愛がりすぎると別れが辛いので、ほんの気持ちベンケイに線を引き、
ヨシツネの良いところを探して、納得することが夫婦ともありました。
しかし先週あたりから、ヨシツネの成長に目を見張るものがあり
とても良い子になってきていました。
これはもしかするとヨシツネが選ばれるかも、と、ちょっと考えましたが
やはりベンケイだろうという思い込みがなくならず、シルバーシオン犬舎に
到着する直前までベンケイを撫で、心の中で「元気でな」と言っていました。
午後1時、シルバーシオン犬舎に到着。
M先生がいらっしゃる前に、スタッフのYさんにベンケイとヨシツネを見てもらいます。
「先生はどっちを選ぶかな~ わからんな~」と話をしていると、先生が登場!
しばらくしげしげと見て、子犬を抱える先生。
その後、私たちが考えもつかない比較をされました。
それは「金たま」がちゃんとおりてきてるかどうか。
ベンケイの「金たま」は確認できず、0個。
ヨシツネの「金たま」は片方だけ確認できて、1個。
これが決めてとなり「ヨシツネ」が選ばれたのです。
え、ヨ、ヨシツネ!?
あごがイーブン気味ですよ?
キュンキュン鳴きますよ?
いつもベンケイの枕になってますよ?
指しゃぶりしますよ?
右耳の中がいま赤いですよ?
ご飯を食べるとき、アイコンタクトしますよ~~~~~(涙)
残ると思っていたヨシツネが選ばれ、必要以上に寂しくなった我々でした。
その夜、寂しさを紛らわす為に、やけ酒(私は飲めない)
やけ食いしていた私たち夫婦にスタッフのYさんからメールが届きました。
「義経くんはご飯もしっかり食べて良いウンPもだしましたよ
ビクビクしている様子もなく、オモチャで遊んでいます。安心してください」
細かい突っ込み所は多いけど、シルバーシオンは良い犬舎だと改めて思います。
スタッフのYさん、本当にありがとう。
当たり前だけど、ヨシツネの分もベンケイを愛情たっぷり育てよう。
ヨシツネ、元気でな。
ヨシツネを買った方から連絡があると良いな…。
また会えることを信じてるよ!