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時々浮気を…スターバックス研究家パパラッチマダムの生態を逆パパラッチ

2020.07.31 05:30


子育て、料理、インテリアなど、公式トップブロガーの皆さんはそれぞれジャンルに属してさまざまな情報やご自身の気持ち・考えを発信しています。しかし、 なかにはジャンルのその先、一点集中でひとつのテーマに特化してブログを更新し続ける“偏愛”ブロガーの存在も。今回の特集ではそんな「○○が好きすぎる偏愛ブロガーたち」にフォーカスします。


第3回目は、ほぼ毎日スターバックスに通ってパパラッチし続けている「華麗なるスターバックスマダム」のスターバックスマダム(スターバックス研究家パパラッチマダム)さんへのインタビューをお送りします。


スターバックスマダムさんのブログ「華麗なるスターバックスマダム」




きっかけは“買い逃し”。悔しさからハマったスタバの世界



公式トップブロガー運営局(以下、運営局):本日は取材をお受けいただきありがとうございます。「スターバックスマダムさん」というのもなんですので、「マダム」とお呼びしてもよろしいでしょうか?


スターバックスマダムさん(以下、マダム):ええ、どうぞどうぞ。


運営局:ではさっそく。マダムがスターバックスにハマった時期ときっかけを教えてください。


マダム:スターバックスとの出会いは2008年。お店で見かけた「不思議の国のアリス」のタンブラーが気に入ったのですが、そのときは買わず次の日に行ったら完売していて…数量限定だったんですね。


運営局:しかもアリスは人気だから即完売しそう…


マダム:それからというもの、限定タンブラーやマグが発売されるたびに買ってはコレクションするようになりました。特に保温性のあるステンレスタンブラーには夢中になりましたね。コレクター街道まっしぐらです(笑)。


運営局:買い逃したという苦い経験からハマってしまったのですね。


マダム:はい。見事に(笑)。そして同じく2008年からアメブロでスタバの記事を書くようになりました。かれこれ12年続けています。


運営局:Amebaは2019年に15周年を迎えたので、初期のころからブログを続けてくださって…本当にありがとうございます!


マダム:スタバにハマってアメブロをはじめたのは2008年ですが、実は1996年の日本第1号店(銀座松屋通り店)にも偶然行っているんです。そこで「ダブルトールラテ」を飲んだことはハッキリ覚えています。


運営局:私も結構スターバックスに行くんですけど、「ダブルトールラテ」なんてメニューありましたっけ? ちょっと検索してみていいですか?


・・・検索中・・・


運営局:マダムの記事が検索結果の上位に出てきました! この記事です。

※検索結果は取材当日(2020年7月6日)のもの


マダム:あら、そうですか(笑)? 「ダブルトールラテ」は、いまでは皆さんオーダーされることが多くなってきたいわゆる“カスタマイズ”メニューなんです。

「スターバックスラテ」のトールサイズにエスプレッソショットを入れてカスタマイズする裏メニュー「ダブルトールラテ」
▶︎このメニューを詳しくみる

※写真は2019年2月のもの。現在(2020年7月)は新型コロナ感染症対策のため店内でのマグカップ、ステンレスフォーク/ナイフの使用は一時休止し、紙カップ、プラスチックフォーク/ナイフで提供



運営局:1号店でいきなりカスタマイズメニューを頼むとは…さすがはマダム!




フードに合わせてコーヒー豆を変える。奥深いペアリングの世界



運営局:ブログを拝見すると、ほぼ毎日のようにスターバックスへ行かれていますね。1日で最高何回行かれたことがありますか?


マダム:最高では6回くらいです。


運営局:そんなに!?


マダム:普段でもだいたい2回は行きますね。


運営局:1日2回をほぼ毎日…(それほど偏愛されているということか)


マダム:新型コロナの影響で最近は1回くらいに減ってしまいましたけど。私はフリーランスで仕事をしているので、打ち合わせでスタバを使うことが多いんですよ。仕事とプライベート合わせて2回というかんじです。


運営局:行く回数が多いと頼むメニューの種類も多くなると思います。お気に入りのドリンクとフードの組み合わせを教えてください。


マダム:たくさんあって悩みますねぇ。


季節限定なので冬のホリデーシーズンにしかお目にかかれないのですが、ドリップコーヒー(本日のコーヒー)が「スターバックスクリスマスブレンド」のときには、「クランベリーブリスバー」というケーキのペアリング(組み合わせ)が最高です。

マダムが「最高」と称賛するコーヒーとスイーツのペアリング。「クランベリーブリスバー」は「スターバックスクリスマスブレンド」との相性を考え、研究を重ねて毎年つくられている季節のケーキなのだそう
▶︎このペアリングを詳しくみる



レギュラーメニューのペアリングでしたら、ドリップコーヒーが「スマトラ」のときの「シナモンロール」ですね。これはフードペアリングセミナーでお会いしたスタバの方に教えていただいて、公式サイトでも紹介されているおすすめのペアリングなんです。

スイーツや甘いベーカリーに合わせるとき、ドリップコーヒーはブラックでいただくのがマダム流。写真のステンレスマグはマダムご愛用のマイカップ
▶︎このペアリングを詳しくみる


※写真は2019年2月のもの。現在(2020年7月)は新型コロナ感染症対策のため店内でのマグカップ、ステンレスフォーク/ナイフの使用は一時休止し、紙カップ、プラスチックフォーク/ナイフで提供。また、持参のタンブラーやマグカップでのドリンク提供も一時休止中


コーヒーはアイスで飲みたくなるこの季節だと、コールドブリューコーヒー(熱を加えずに10時間以上かけて水でじっくり抽出したコーヒー)とスタバのバウムクーヘンのペアリングもおすすめですよ。


ワインや日本酒もそうですが、ドリンクとフードのペアリングって本当に大切で、奥深くておもしろい。コーヒー豆の種類によってマッチするフードが変わってくるので、スタバでもいろんなペアリングを追求したいと思っています。




実はシンプルが一番? カスタマイズの世界



運営局:日本1号店がオープンしたころからカスタマイズを楽しんでいらっしゃるマダムが、皆さんにおすすめしたいカスタマイズも教えてください。


マダム:コーヒー好きな方には、やはり先ほど紹介した「スターバックスラテ」のトールサイズにエスプレッソショットを追加する「ダブルトールラテ」がおすすめです。私もコーヒー好きなので、いまでもよく注文しています。


フラペチーノでは、「エスプレッソアフォガートフラペチーノ」にエスプレッソショットを追加する大人のカスタマイズが好きですね。


かなり上級レベルになりますが、最近、私の読者様に教えていただいた「スターバックス リザーブバー」で飲める季節限定の「コールドブリューレモネード」のカスタマイズも美味しかったです! まずは「コールドブリューレモネード」を“コールドブリュー抜き”でオーダーして…

というカスタマイズです。

コーヒー感が消え去った「コールドブリューレモネード」禁断のカスタマイズ



運営局:“コールドブリュー抜き”ということは、コーヒー抜き…たしかにかなり上級レベルですね。


マダム:凝ったカスタマイズも楽しいですけれど、「ダブルトールラテ」のようによりコーヒー感を味わえるシンプルなものが私は好きです。




出費以上の価値がある。スタバがくれる幸せな世界



運営局:スターバックスは季節のイベントも話題になりますが、マダムのお気に入りを教えてください。


マダム:なんといっても冬のホリデーシーズンですね。限定メニューもグッズも本当にかわいい! いつもはシックでシンプルな店内が一気に華やぐのもホリデーシーズンならでは。毎年楽しみにしていて、はじまる前からワクワクしちゃいます。

カップもトッピングもひときわ華やぐホリデーシーズンのドリンクメニュー



運営局:スターバックスはメニューだけでなく、グッズのファンも多いですよね。マダムもお持ちかと思いますが、どんなコレクションがありますか?


マダム:集めているのはタンブラーよりマグの方が多いですね。それから、「ベアリスタ」というクマちゃんの人形も集めています。


あとはキャンペーンの当選品などの非売品も何点か。私のコレクションのなかで、一番の宝物はスペインの高級ブランド「ロエベ」と「スターバックス リザーブ」がチャリティでコラボしたレザースリーブです。


運営局:ほぼ毎日平均2回の飲食に加え、グッズのコレクションともなれば、なかなかの出費になりそうですね…


マダム:そうなりますよね。スタバ関連で使う金額は1年でだいたい3桁。でも、使った金額以上の幸福感や満足感、そして大きな意義があるので、私にとって出費の多少は関係ありません。




“スターバックスマダム”を形成する欠かせない世界



運営局:12年ブログを続けていらっしゃると、フリーク同士のつながりもあるかと思います。


マダム:はい。なかには12年ずっと仲良くさせていただいている方もいて、時々オフ会もしています。もちろんスタバで。全員女性なので、だいたいがスタバとは関係のない女子会トークで盛り上がるんですけどね(笑)。


運営局:ところで、ブログでは「浮気シリーズ」としてタリーズの記事もアップされていますね。


マダム:ええ、たま〜に(笑)。しかも、浮気シリーズだとなぜかアクセスが増えたり、読者様から好評だったりするんです。「スターバックスマダムがタリーズへ行く」という意外性をお楽しみいただいているのかもしれません。


私はスタバ一筋なので、本気で“浮気”しているわけではありませんけれど、タリーズのフードも美味しいのでチェックはしています。トレンド調査も兼ねて(笑)。


運営局:なるほど。公式トップブロガーとして、トレンド調査も大切ですね。では、“スタバ一筋”のブロガーとして今後チャレンジしてみたいことを教えてください。


マダム:シンプルですけど、世界中のスターバックスに行ってみたいです。発祥の地・シアトルは絶対行きたい。その前に国内でもまだ行ったことのないところがたくさんあるので、まずは国内のスタバめぐりをしたいです!


それから、世界に5店舗しかないスタバのロースタリー(焙煎所)めぐりも。東京のロースタリーはよく行きますけど、残る4都市(シアトル、上海、ミラノ、ニューヨーク)も行きたいです。スタバのロースタリーはスタバファンだけでなく、コーヒーファンにとっても聖地ですから。


運営局:世界規模のチャレンジですね! では最後の質問もシンプルに。マダムにとってスターバックスとは?


マダム:スターバックスマダムとしてブログを続けてきたこと、つまり365日スタバに通い続けたことで、読者様だけでなく店員さんとも仲良くなりました。そこからさらにドリンクやフードのカスタマイズの多様さ、ペアリングやコーヒーの奥深さを知ることになり、そうした知識をブログで発信してきました。単にメニューやグッズをレビューしているだけだったら、ここまで続かなかったと思います。


いまでは、スタバを見ると私を思い出してくれる方もいらっしゃるほど。“スターバックスマダム”を形成してくれた欠かせない存在です。



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どんなに好きでも、365日スターバックスに通うとさすがに飽きるのでは…? そんな思いでのぞんだ取材でしたが、スターバックスマダムさんが語るさまざまな角度からのスターバックスの世界を聞いて、飽きるどころか365日では足りないほどの楽しみと発見があることがわかりました。


皆さんも“マダム”流の視点で、お近くのスターバックスを観察してみてはいかがでしょうか?