書評44回目 さのすけ‐その13 「九月が永遠に続けば」by 沼田まかほる
2016.06.13 11:46
九月が永遠に続けば (新潮文庫) by 沼田まかほる
☆4(悩んで4!!5でも良いんだけどね)
第5回ホラーサスペンス大賞
ひたすらに、ただひたすらに重い!!
読んだ人に感想を聞いて、
「これ、ダメだ。俺つまらなかった」って言う人がいたら「分かる」と言えるし、
「これは最高でしょ!!」って言う人がいたら、それも「分かる」と言える。
この重さに耐えれるなら名作です、本当に。
ただ、私がもし、この重さが大嫌いだとしても「☆3」を切る事は無いです。
何故なら、伏線の貼り方、登場人物、その周辺で起きた事象
全てにムダが無いからです。
「鮮やかです、見事です、終わると思ってからの転がし方も絶妙です。」
考えつくされて書いてます。
それにプラスして、文章力がとてつも無い!!
新人じゃないですよね?ってくらい上手いです。
それがベースラインにあるんで、嫌いな内容だとしても「☆3」を切る事は無いです。
もし重い話が好きだと言えるなら、この本を薦めます!!
私は重すぎて「マイナス☆1」です。
実写化は無理じゃないかな~