6/21新月:メルマガDIVERSE第50段『この世界で僕らができること』
角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.50 2020年6月21日New Moon
『回帰することで、何かが始まる』
■CM■「コロナの回帰線」inspired by【人生が変わるすごい「地理」】
おはようございます。このメルマガも50回目になりました。
そして今日は新月なうえに、夏至です。
今年もちょうど半分来たことになります。
夏至とは太陽が一番高くなる日、昼が一番長い日。
太陽は12月の冬至の日の南緯23.4度上の南回帰線からどんどん北上して春分の日に赤道を通過して、北緯23.4度上にある北回帰線の上に(見かけ上)太陽がやって来て、そして今日ここから太陽はぐるっと回帰して、また南へと下がっていくわけですよね。
そんな感じで考えると、僕は“回帰”って言葉、なんかキュンとくる言葉のイメージがあります。
北回帰線って英語ではtropic of Cancerって言いますよね。
つまり蟹座の回帰線って意味です。ちなみに南回帰線はtropic of Capricorn 山羊座の回帰線です。
そして赤道をはさんでその回帰線と回帰線の間の場所をtropical=熱帯というですよね。
地球でもっとも暑い場所です。
この感じが僕にはなんかキュンとするわけです。
それはなぜかというと、このことを知ったのは実は中3の14歳の時で、尾崎豊の2ndアルバム『回帰線』を聴いた時なのです。
で尾崎のアルバムには全部英語名も併記されているのですが(ちなみに1stアルバムの『17歳の地図』は『Seventeen ’s map』)、アルバム名が『回帰線』なので、当時“回帰線”の意味もわからない僕は、「アルバムの名前が『回帰線』? いったいどういう意味なんだろう?」と思い、そして英語名はなんて併記されているか気になってジャケットを見たのでした。
そしたらtropic of graduationと有ったのです!
つまり“卒業の回帰線”、このアルバムには名曲の『卒業』が入っています。
皆さんも知っていると思いますが、「♪この支配からの卒業 闘いからの卒業」と最後に歌いあげる名曲です。そしてこのアルバム自体も尾崎が高校を卒業して18歳の時に作ったアルバム。
このアルバム自体がそんな大人になる直前の思春期の、高校時代の苦さや息苦しさや熱情や葛藤を回帰するアルバムなのです。
なのでそのアルバムのタイトルは『回帰線』そして英語名は“卒業の回帰線”なのです!
でその回帰線とはtropical=熱帯なのです。
そんな青春はものすごく熱かった、熱苦しかった、異常自体だった、しかし熱帯の祝祭的な記憶なのです。そんな青春を回帰する・・・ね、なんかキュンと来るでしょ!
こうして僕は、それ以来自分の中での『回帰』ということを、常に考えるようになりました。
それは憶い出すという行為や懐かしむという感情や振り返るという感覚とは少し違います。
自分がさらに進む上での折り返し=回帰というニュアンスがあります。
先に進むために、どんどん突き進むというのではなく、折り返す、立ち戻る、動きのイメージで言えば螺旋的に進んでいくイメージです。そのためには、一度過去を回帰しながら、再び進んでいくというような感覚です。
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