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鳥籠に囚われた姫 縛め

2016.06.14 07:04

「あうっ」

夜着越しに、すみれの全身を精神の鎖が走り抜けた。

振り返ったすみれの目に斎藤一が映った。

「恐れていたことが起きたか。悪く思うな。お前を縛める」


縛める。精神の鎖で、相手の動きを封じることである。

雁字搦めにされたら最後、体力のみならず、気力も特殊能力すらも奪う。

すみれの肌を縛めながら這い回る鎖。胸を搾り上げるように拘束し、手足の自由を奪い去られてしまう。

「あっ、いやぁ、兄上さま、やめてください~」

すみれの小柄な体が小刻みに震え始める。


涙が頬を濡らす。

「少しの辛抱だ。お前のためだ。耐えろ」

斎藤は悶え苦しむすみれを直視できなかった。

目をそらし、だが、精神の鎖の縛めはより一層強めた。

すみれの全身がえび反りになる。

「うああ~っ!」