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NPO法人こおりやま子ども若者ネットワーク

7月車座会議

2020.07.31 16:10

「こおりやま子ども若者・車座会議」

地域の団体、個人があつまり車座になり互いを理解したり議論したりする場。

昨年度末から一時、コロナ禍で開催自粛。

今月から、再開・再会。

今年度は、地域の子ども若者に関わる議題を議論の中から模索する試み。

アイスブレイクは、生き方工房necotaの櫻井くんのファシリで

自分の意見を他者と比較して距離で現すワーク。

参加している個々人が、どのような事を考えているのかシェア。

その後、始まった第一部

本日は「チャイルドラインこおりやま」の大岡理事長からご報告

チャイルドラインの成り立ちやチャイルドラインが子どもとしている約束などを

話していただく。

コロナ禍(休校要請や緊急事態宣言中)に寄せられる子どもからの声の傾向なども。


報告された内容からは、

学業の事、友人の事、新しい環境の事、感染症の不安、そして家族との事といった

トピックで、それぞれに対して不安や不満の声があったようだ。

中にはコロナ禍の自粛中だから気づいたことを話してくれた子どもの存在も。


最後のセッションは

「コロナ禍における子どもへの影響と、

   それに対して各団体・個人ができること・できそうなこと」


全体で討議。


チャイルドラインこおりやまからの報告や全体討議で議論された中身を見ると

やはり様々な制限が子どもに課せられているという事。

もちろん新型コロナウイルス感染症は、

全世代に対して影響があるを与えているのだが、

子ども期に注目すると特徴もあるとの議論も。


子どもは密が好きとの話をしてくれた方から

「近しい距離で、じゃれ合い、多くの仲間と過ごすことを好む子どもも少なくなく

けど最近は、それが出来ない。」

他にも

マスクを身にまとう事が苦手な子(実際は身に着けているらしい)も

先生からは、「マスクをしないのは暴力です。」とのメッセージを日々うけとり、

議論の余地も与えられず、

自身の進路や、それに伴う家計についても不安を覚える。

家族と過ごす時間が増え、

その家族も自粛と先の見えなさの不安のせいなのか

暴言が家の中を飛び交う。

上記のような事態が起こっている話をきく。

子どもの学ぶ権利は、もちろん教科を学ぶ事のみではなく

多様な経験機会を保障される事。

子どもは学校に従属するのではなく、学び場を作る構成員の一人

子どもが育つのは家庭のみではなく地域社会。

議論しながら子ども期の議題は何かと思案する。

家族主義を超えて社会包摂を実現するためには、何から取り組むべきか?

どの様にすれば平時、災害時において子どもの学習権が保証されるのか?

またコロナ禍で、支援メニューが出来たが、それを使うには使う側の力量が必要で

そういった事をフォローする伴走が無ければ、使う事が出来ない。

時間の関係で、自分たちが出来る事、できそうな事まで議論が進まなかったのですが、

継続して議論していきます。

地域の様々な団体が、つのり議論し

そこから立ち現れた課題にトライする新しい議論の場をつくる

そんな連続を作りたいと今期の車座会議の目標。

今後とも車座になりながら議題たて、議論を重ね実践を作っていきたいと思います。


事務局の小林君誕生日おめでとう。

*写真は車座会議とは別の場です。