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こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

心から感謝・・

2015.01.28 14:00

この手作りの温かい文集。。

レッスン生達ならすぐどなたか、思い浮かべられるはずだ。

各々の雰囲気や年齢に応じたレイアウト、毎年皆受け取ったら

「わあ~~~、すご~~~~~い!」って、笑顔にしてもらった。

昨年12月28日

レッスン生の方が天国へ旅立たれた。

その前にご家族から今年の文集は難しく

投げ出すことになり申し訳ありませんとご連絡いただき

こんな時に、文集のことを気になさっていただき

本当に毎年、心を込めて大切に作っていただいていたことを

痛感し、また、ご家族様のご配慮になんと申し上げてよいのか

有り難さと、申し訳なさと・・・

門をたたかれて丸4年。

その約3年は、癌と闘いながら・・・

(皆さんには黙っていてほしいとのことだったのでびっくりすると思う)

このブログを読まれ、非常に共感したので、ぜひレッスンを受けたいと

まずご連絡をいただき、その後、すぐ演奏会に足を運ばれ

そこで次回レッスン受講決定!

きちんと習ったことはなく、ピアノは40年以上きちんと学んでませんと。

ありゃりゃ、これはどんな状態なんだろう??って。。

お好きな曲をお持ちくださいというと

バッハなどお弾きになるではないか!!!

今年はショパンのエチュードも練習されていた。

ずっとハノン、ツェルニー、バッハのインベンションやシンフォニア

そして曲を持ってこられ最近は、バッハの平均律をきちんと勉強したいと

意欲満々だった。

ただ者ではなかった、本当に。

レッスンを受けるきっかけとなったのは、

「ピアノは弾ける、ショパンのノクターンなら弾ける」

とお嫁さんに啖呵を切ってしまったからとか。

まずはご長男のお嫁さんとの約束

ショパンのノクターンを暗譜までこぎつけご披露。

まず一つクリア!

そして、初孫さんとの共演が夢に。。

そのころでしたね、癌がわかったのが。。。

2012年のおさらい会はご本人がどこかで

これが最後かもと思われていたように感じた。

お孫さんが少し遠方だけど、連弾できるところまで

こぎつけているようなので、

「おさらい会で連弾しましょう!!お孫さんと!!!」

と私から提案。

遠慮がちに様子見ながらとおっしゃっていたら、

俄然お孫さんがやる気マンマンになってきたと連絡入る。

これは、やるしかない状態に。

ご夫婦で遠方まで迎えに行かれ、リハーサルも参加。

本番はばっちり^^

こうしてまずピアノを習うときの夢を

どんどんクリアされてしまった。

抗がん剤の治療を受けられながら、ピアノのレッスンも

入院されるとき以外は欠席ナシ!

レッスンは高速を飛ばしてこられていた。

10分前にはついて、心を落ち着けてここに来るんです、

そうしないと集中できないですからと。

楽譜はレッスン後、ご自宅で再度冷静に注意されたことを書きこまれ

一曲仕上がるころはスキマがないくらい。

自分に厳しい人だった。

ピアノを闘病生活の中で、やめようと思われたこともあったと思う。

レッスン中に、めまいがされることも治療を始められてしばらくはあって

無理せず無理せずとこちらが何度も申し上げるほど。

そんな姿に私も何度、勇気をもらったか。。。

「先生も演奏活動と指導と二足のわらじは大変だね」って言いながら

いつもご都合よろしければご夫婦でまたお一人で応援に

駆けつけていただいた。

若い人達に年取ってるからといわれたくないと

暗譜は負けずにされ、自分の姿を見て、

若いレッスン生達が忙しいだろうけど継続してくれたら嬉しいとも。

いくつになっても伸びしろがあって、上達することを

Oさんから学びました。

そして、あきらめない意志の強さも。

ご家族から聞きましたよ。

レッスンやリハーサル、おさらい会

張り切って練習し楽しみに参加してくださっていたことを。

おさらい会は特に、よい雰囲気にしたいと率先して

行動していただき感謝しています。

今年の情感こもったミスのないバッハとショパン。

会場が感動に包まれ、終わった後も

皆さんが口々に素晴らしかったとおっしゃいました。

なかなか書けずにいましたが、

このブログでいただいたご縁。

なのでここに思いを記しておきますね。

まだまだ信じられず

「次の曲は何にしましょうかね?」と

レッスンに来られるような気がします。。

本当に4年間、若輩者のレッスンに懸命についてきていただき

ありがとうございました。

心から感謝申し上げます。

合掌