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プロジェクト「ドリル」

「ドリル07」開催のお知らせ

2020.08.01 01:42


この度、8月30日(日)に大島にあるスペース「プライベイト」と水戸市内にある会場の2ヶ所で「ドリル07」を開催する運びとなりました。



◾️「ドリル07」


ドリル07東京会場

日程: 8月30日(日)
時間: 15時-20時(1時間毎の完全予約制)

会場: プライベイト

https://tokyoprivate.theblog.me/pages/3489813/static


参加メンバー(8月1日時点) : カワムラシュウイチ/田田野/小栢可愛/東地雄一郎/観葉植物/
ディレクション : カワムラシュウイチ


【予約】
ドリル07は完全予約制のイベントになります。

下記のリンク先からご予約の上ご来場ください。


東京会場予約

15時-16時の予約

16時-17時の予約

17時-18時の予約

18時-19時の予約

19時-20時の予約


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ドリル07水戸会場
日程: 8月30日(日)
時間: 15時-20時(1時間毎の完全予約制)
会場: 会場: 茨城県水戸市内(場所の詳細は予約された方のみお知らせします)

予約

水戸会場予約



参加作家: 白丸たくト/サユリニシヤマ/大滝航/小松弦太/為我井涼太





【注意】

ドリル07は「確実といえない状況での判断」がテーマになっている為、情報公開後の参加メンバーの変更、滞在時間の制限等変更される可能性がございます。あらかじめご了承ください。また東京と水戸の二ヶ所同時開催となります。予約も別々になりますのでお間違えのないようお気をつけください。




【コロナウィルス感染対策について】

コロナウィルスの感染拡大にともないドリル07は完全予約制のイベントとして開催させて頂きます。事前にご予約の上ご来場ください。また、来場の際にはマスクの着用と入口での手の消毒にご協力ください。



【ドリル07ステイトメント】


今回、オンラインでの開催をあえてしていないのは、僕自身のリアリティがオンライン側ではなくオフライン側にあったからです。



オンライン側にある展示やプロジェクトとの可能性。物理的な土地や場所を離れた環境下で自分の作品を成立させていく実践に可能性を感じながら上手くのることが出来なかった。その「上手くのることの出来なかった側=オフライン側」から今何が出来て、何が出来ないのかを見つめ直す機会にしたいと今回はこの形式での開催にする運びとなりました。困難という状態を見つめ直し、どう抗うか。また、自分自身や誰かを守るために「しない」という選択をする。そういった経験が今後の制作活動の為の重要なプラクティスになればと思っています。



コロナウィルスの感染が拡大している中、我々は「何が正しくて、何が間違っているかわからない状態」に置かれています。そうした中で、あえてオンラインではなくリアルな空間を使って、これまでと同じやり方でディスカッションすることはどういった意味を持つのか?


それは、


・困難な状況下でプロジェクトに参加すること、あるいは参加しないことを含めたそうした判断と決断のプラクティスとして。


・限定された環境、条件下で何が可能か、どこまで出来るのかを試作する。


です。


こうした、参加することが必ず正しい訳ではない。それぞれの様々な状況との兼ね合いの中での判断。そうした条件の中であえて参加して、何が出来て何が出来ないのか。今回のドリルの骨幹には、そうした判断が重要なテーマとなります。


同時にその条件は鑑賞者側にもあって、「感染のリスクがある中であえて直接会場まで行ってディスカッションする」という条件を提示することになります。その条件を乗り越えて、会場に来てディスカッションしたとして、それに見合うものが得られる保証はありません。そうした中であえてこられた方とディスカッションをしたいと思います。



ディレクターとして僕は、作家、鑑賞者のいずれの形であったとしてもその判断を尊重したいと思っています。



ディレクター カワムラ シュウイチ





◾️ドリルとは?


ドリルは、制作段階、アイデア段階、プロトタイプの段階で鑑賞者に提示し、早い段階でたくさんのフィードバックを得ることで作品の質や作家としての実力を高めていくプロジェクトです。


2日間の日程で行われ、1日目は参加メンバーのみでのディスカッションするクローズデイ、2日目は鑑賞者を招いてディスカッションするオープンデイの工程で行われ、3、4ヶ月の周期で継続的に開催しています。



またドリルはアートの領域で「展覧会」「トークイベント」「レクチャー」などと同じようなアーティストが表現する形式を新たに作り上げるプロジェクトでもあります。


その為、ドリルは展覧会、トークイベントなど既存の形式に完全に当てはめて説明するのが難しいプロジェクトになっています。ドリルの最終的な目標は「ドリル」という形式が一般化し、広く活用されていくことです。


ドリルは、開催するごとにフィードバックし形式の調整を行います。このようにドリルのプロジェクト自体も運用方法の最適化を進めながら流動的運用しています。初期の段階では展覧会に近しい形式でしたが改良を重ねた結果、現在のような1日目を参加メンバー同士のディスカッション、2日目をお客さんに入ってもらってディスカッションをするイベントに近い形式へ変化してきた経緯があります。




ドリルのベースとなる3つの柱に、


○制作段階、アイデア段階で他の作家や鑑賞者に提示し、ディスカッションする。


○タイプの違う作家同士を集めて行う。


○3、4ヵ月毎に継続的に開催する。参加作家は原則継続的な参加を前提とする。



を軸として行っています。




具体的な目的は、


・制作段階、アイデア段階で他の作家や鑑賞者に提示し、ディスカッションすることでフィードバックを得る。そうすることで、作品のクオリティを上げる。


・制作した自分自身でもどういったものかわからないようなモノ、作品としては失敗していて展示に出せないようなモノでも鑑賞者に提示出来るようにする。展覧会のような失敗するとキャリアに影響するような場にならないように、そうした失敗も含めて見ることが出来る形式として設計する。そうすることで失敗を恐れずドンドンチャレンジ出来る環境をつくる。


・参加メンバーの選出の基準に、それぞれが別々の作品形式、価値判断を持っている作家同士が揃うように設計する。そうすることによって、自分と違う制作の仕方、価値判断を知ることになり、自分自身の制作の仕方にフィードバック出来るようになり、これまでとは違う作品展開の可能性が起こる確率を上げる。


・それぞれが別々の作品形式や価値判断を持っていることを前提にどのように他の参加作家の作品を語るか。自分の信じて価値とは別の価値についてどのような距離感でどう語るのか。そういったディスカッションのプラクティス。


・一つの作品がアップデートされていく姿を見せる。あるいは、1つの作品の別のバージョンを提示していく。これらのような作品の完成の多様性に対応可能な形式を目指す。


・年間3、4回開催し、チャレンジする回数を増やし、経験値を上げる。


となっています。