story62.子供にとって住みやすい家か
先日の7月21日、娘が無事に男児を出産し、とうとう孫を持つようになりました。まだ、おじいちゃんになったという実感は湧いていませんが、ちょっとした表情の変化、一挙手一投足の動き、本当に見ていて飽きないですし、可愛くてたまらないです。予定日を一週間超過しての出産で、産む直前も産む瞬間も大変だったと思いますが、娘はよく頑張ったなと思います。
この家に新生児がいる状況というのはいつ以来でしょうか。娘や息子が生まれた時は、結婚してこの家を離れて暮らしていた時期でしたし、出産後1ヶ月程は、子供たちは妻の実家で寝泊まりをしていました。記憶をたどると、私の姉の子供、すなわち私の甥っ子が出産後に里帰りをした時期、30年ほど前になるのかなと思います。私の初めの甥っ子は私が高三の頃に生まれました。受験勉強していたすぐ横の部屋にベビーベッドがあり、真夜中にも夜泣きして騒がしくなったりもしましたが、逆に勉強の励みになったような感覚を持ったのをよく覚えています。甥っ子は11月生まれで、体感温度としては良い季節だったので、新生児にとっては過ごしやすかったかもしれません。先ほど生まれた孫にとっては、これから夏本番で、最も暑い時期を新生児として暮らし、過ごしやすくはないでしょう。ちなみに私は1月の大寒の頃に生まれたので、新生児の頃は、さぞ寒くて過ごしにくかったことと思います。
そんな新生児から、乳児、幼児、児童と大きくなっていく訳ですが、子供にとってこの家は果たして住みやすい家なのでしょうか。子供の頃の家についての思い出としては、まず寒いということ、あと2階などはあまり使っていなかったので暗くて怖いという印象もありました。怒られた時は、お仕置き部屋的な感じで、暗い押し入れに閉じ込められたこともあったと思います。子供にとっては、古い木造の家は、住みやすいというより、寒いとか怖いとか、そういう感じだったんだろうと思います。ただ、庭については、子供の頃から好きで、楽しく遊んでいました。蝉取りをしたり、どんぐりや松ぼっくり拾いをしたり。限られたスペースでボール遊びなどもしていました。でも、大人からしたら、なかなか代替品がない窓ガラスが割れないかと、ヒヤヒヤしていたことだと思います。
これから孫も大きくなっていきますし、増えてもくると思います。家や庭も含めて、一緒に楽しく遊ぶことができたらなと思います。
Katsuji