二郎系
「ラーメン祐三」 山口県宇部市
去年、山大工学部の前に次郎系ラーメンのお店がオープン。
来る日も来る日も長蛇の列。気になってはいたが、どうも特攻む勇気が無かった。
会社でもしばしば話題になることがあり、少しだけ気になっている人がいた。
で俺を含む勇敢な勇者3人で「今年度のどこかで行ってみよう!!」ち事になった。
それから4か月、このままでは一生行かない予感がしてきたので、
今週末無理矢理決行することにした。隊長は離脱したが、活きのよい勇者を1人補充した。
12:20、お店近くに集合。俺は2番手やった。
5分遅れでメタリックピンクのヤン車に乗ってS谷君登場。
幸い、誰も並んでない。ドキドキしながらお店に入る。
券売機の前で3人とも迷う。中にするか小にするか迷う。
3人とも「小」と小さくまとまり、店内のベンチにできた列に並ぶ。
暫くすると、「3名の中の1名様どうぞ!」と声がかかり、俺が行く事に。
いきなり1人になり、とてつもない不安に駆られる俺。
隣の若者3人は滝のような汗をかきながら、獰猛なラーメンと対峙している。
「正直なめとったわ。。」ち漏れた声を聞いた瞬間、テンションは底辺へ落ちた。
お店の方の対応はすごくよかった。結局残りの2名はあちこち場所を変えながら、
最終的に一緒のテーブルに座る事になった。店員さんの笑顔が忘れられない。
注文の時が来た。よくわからないので
「全部乗せて。ニンニクは少なめで、アブラはマシマシで」ち云ったら、通じた。
暫くしたら、ラーメンが来た。呆気に取られた。これ食べれるかなぁ・・、
ち思った瞬間、向かいのお兄さんが「お兄さんの着とるTシャツ面白いねぇ」と
話しかけてきて、一瞬混乱した。
まずはスープをすする。美味しいといえば美味しいが、こりゃ油だ。。。
次に肉を食べる。ジューシーで柔らくてガッツリ美味しい。
と同時に、「これ、沢山食べれんやつや・・」ち悟った。
3人とも「結構おいしいね」と盛り上がった。
俺も正直美味しいやんと思っていたが、もさもさしてる麺を口に入れてから
印象が変わり始める。
「うーん、大分のだご汁のごとある・・・」。
もさもさ、ごわごわ、ねちねちという食感の、まるでうどんみたいな麺。
次郎系はこれじゃないと成立せんのやろうけど、ちょっとグルテンすぎる。
終盤にさしかかり、完食する自信がなくなってきた。
追い打ちをかけるように、正面のお兄さんの前に山のようなラーメンが着丼した。
それをもの凄い勢いで食べるお兄さんを見てたら、気持ちが悪くなってきた。
2人には「先に食べ終わったら、俺の事は忘れて帰ってくれ」と告げた。
何とか完食。勇敢な勇者たちに笑顔を余裕はなかった。
お店を出て、軽く感想を云い合う会を催したが、全員意識混濁なので後日にする事へ。
戦いは終わった。敵は強かった。脂っこい東京の郷土料理だった。
帰りにコスモスにより、サントリーのウーロン茶2Lを買った。