いいメーカーの探し方
いいメーカーとは何でしょうか。
たとえば同じような品質・価格帯の商品を持つ複数のメーカーがあるとしましょう。
あなたは何を基準にメーカーを選ぶべきなんでしょうか。
これは次の二つの側面から重要です。
まず第一に日本へ輸出した実績がない場合。
メリットとしては、独占販売権(総輸入元)をとれる可能性があります。
これは、市場を独占できるという意味では非常に強力な権利となります。
商品の知名度アップがそのままあなたの会社の売上増につながります。
ビジネスの場ではよくこんなことが起きます。
あなたが育てた商品が売れ始める。
すると、すぐに同じ商品を販売する強力なライバルが出現する。
これは輸入ビジネスに限ったことではありません。
基本的にはメーカーや輸出者はできるだけ多くの販売チャンネルを持ちたいと思っているからです。
しかし独占販売権はこういったことを防ぐことが出来ます。
そのため、あなたは安心して販売に取り組めるのです。
続いてデメリットです。
輸出の実績がないということは日本市場の特性を知らないと言えるでしょう。
その特性とは品質に関するきわめて厳しい基準です。
さらにデメリットとしては、商品のパッケージに関する考え方の違いがあります。
私たち日本人はきれいなパッケージ、ギフト箱包装など、外装も含めて一つの商品として考えています。
その点、海外では外装には意外に無頓着なのです。
どのように梱包・包装されるのかを事前にチェックすることが大切です。
第二に、日本へ輸出した実績がある場合を考えてみよう。
メリットとしては次のことが挙げられます。
前記とは逆に、日本市場の品質基準を理解しているので、くどくど説明する必要がありません。
包装などについてもすでに指導されていることが多いので取引がスムーズに流れやすいのです。
続いてデメリットです。
慣れていれば慣れている程、日本国内に取引先が多いということを意味しています。
簡単にいうと、それだけライバルが多いということなのです。
もちろん、独占販売権など彼らにとっては論外、ということになります。
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